シミュレーション関連の技術リソースとディスカッションのためのスペース。
始めに Radioss には、流体解析と連成するタイプの FVM エアバッグという機能があります。 https://community.altair.com/community/ja/?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0121407 カードが2種類あるのですが、一番シンプルである /FVMBAG2 を用いて、簡単な設定方法を示します。 エアバッグに必要な3個の機能は、 * 気体の質量を一定に保つ袋としての機能 * インジェクタで、気体を送り込む機能 * ベントで、気体を抜く機能…
お客様から、下記のようなお話を良くお聞きします。部品形状が少し異なるものを再度解析する、と言うお話です。 * 全ての製品で実施が決められている解析があり、毎モデル同じ解析をする。 * 試作ステージごとに形状変更があった部品に対して、形状変更前と同じ解析を実施する。 これらの定型的な解析を効率良く実施するための機能の一つにテンプレート機能がございます。いろいろな設定を覚えておき、新しい形状のモデルに対してその設定を割り当て直すようなイメージの機能になります。SimLab learning centerにこの機能を紹介する動画が見つからなかったので作成しました。是非お試し頂ければと思います。…
始めに 本記事では、力荷重 /CLOAD の最低限の使い方の説明と、例題モデルを一つお伝えします。 /CLOAD の使い方 ヘルプはこちらです。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/cload_starter_r.htm Radioss の入門の演習書では、強制変位 /IMPDISP を扱っているので、こちらを使ったことがある方であれば、なんとなく使い方は想像つくかとおもいます。 https://learn.altair.com/course/view.php?id=699 (要ログイン。初回アクセス時に "enroll me"…
始めに 本記事では、布用の線形材料 /MAT/FABRI と幕要素特性に使える /PROP/SH_ORTH を使って表現することができるやり方の中で、最も単純なモデルの作り方を紹介します。 まず、布というと引張には強いけど、圧縮には抵抗力を持たないというイメージがありますが、材料の段階では、そういう材料を与えません。冒頭にも書きましたが、線形材料を使います。そのままだと、圧縮にも抵抗力を持ってしまうので、幕要素特性という、曲げの剛性を持たない要素特性の与え方を行います。…
始めに 本記事では、OptiStruct 向け MultiScale Designer 材料 MATMDS を積層シェル要素に適用した 1要素モデルを示します。 1要素例題モデル 例題モデルのダウンロードはこちら matmds_1elem_example.7z 動作確認、作業にはバージョン 2024.1 を利用しています。 OptiStruct モデルの説明 作業の順番的には MultiScale Designer が先なのですが、MultiScale Designer は GUI 的になんとなく雰囲気で使うことができる可能性が高いので、最初に OptiStruct…
始めに 本記事は、シェル要素の厚み方向の積分点の応力値を、履歴グラフ T01 に出力する方法を示します。 説明 使用するカードは四角形シェルの場合は /TH/SHEL、三角形の場合は /TH/SH3N です。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_shel_starter_r.htm https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_sh3n_starter_r.htm 慣習的に /TH は出力要求として DEF…
始めに v2024.1 から GUI ががらっと変わって戸惑ってしまっている方向けに、操作動画を作りました。 変更の概要については下記の記事を https://community.altair.com/community/ja?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0125159 計算結果が出ないという不具合と回避方法については次の記事を参照してください。 https://community.altair.com/community/ja?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0125160 デモ動画 動画ファイル .mp4 のダウンロード:…
始めに v2024.1 ではライセンス関連のファイルのパスの問題で、計算実行が正常に動作しない場合があります。本記事ではその回避策を示します。 症状 線形特性や非線形特性計算で、正常終了となっているにもかかわらず リザルトタブに何も表示がありません。 確認 1, 設定済みの例題モデルを試す モデル設定の不備か、本記事に概要する不具合かを判別するために、すべての設定が終わっている例題モデルを試してください。例題モデルは起動直後に選べます。 これで、症状が同じなら、おそらく本記事の対象です。ここで結果表示される場合は、他の問題です。 2, バッチファイルを実行してみる 1 の作業のあと、こちらで確認できる作業フォルダに モデル名、この場合は…
はじめに Multiscale Designer 2024.1 は 2024 から GUI がガラッと変わりました。本記事ではどのように変化したのかを示すとともに、じつは GUI は現在進行形で変更中のため、できなくなっていることもあるため、それも本記事でお伝えします。 変更点 最初にユニットセルタイプを選択するようになりました。 2024 までは、空のモデルを作ってから、ユニットセルタイプを選びましたが、2024.1 からは、モデル作成時点で、ユニットセルタイプを選ぶようになります。 (クリックで拡大) 注意点 長繊維、短繊維、織物タイプ以外は、まだ開発が完了していないため、選択することができなくなっています。…
始めに /MAT/LAW44 は、応力-塑性ひずみの関係はカーブ入力、つまり実験棟で得られた実際の応力と塑性ひずみの値の入力、で行いながら、ひずみ速度依存性は、数式で表現することができるという、変わった材料です。 https://help.altair.com/hwsolvers/rad/topics/solvers/rad/mat_law44_cowper_starter_r.htm たとえば /MAT/LAW2 の場合、SS カーブもひずみ速度依存もどちらも数式です。…
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