シミュレーション関連の技術リソースとディスカッションのためのスペース。
はじめみ /PROP/TYPE9 などの異方性要素特性では、座標系 /SKEW を使って、材料方向を定義できます。 「計算開始後もずっと /SKEW の向きに更新されるのですか?(物体が回転しても材料座標系は回転しないのですか?)」という質問をいただいたことがあるのですが、計算初期化で要素に材料座標系を定義するときにのみ使わるのであって、計算開始後の材料座標系には影響しません。計算開始後は、要素の回転に伴って、材料座標系も回転します。 本記事では、それを示す一例を提示します。 例 例として、このようなシェル 1要素のモデルを用意しました。10mm角で厚さは 1mm です。/SKEW/FIX というのは空間に固定の座標系です。…
始めに 本記事では、厚肉シェル要素、対応するプロパティは /PROP/TSHELL を使うときに、厚み方向の積分点ごとの応力出力の要求方法を説明します。 エンジンファイル _0001.rad に必要となるカード こちらです /H3D/SOLID/TENS/STRESS/IR=ALL/IS=ALL/IT=ALL 確認用の例題 私自身がテストに使った 1要素モデルはこちらです。 このモデルはこのように、上面 (積分点 5 側) の節点を引っ張って、下面 (積分点 1 側) の節点を圧縮しています。 このように、最下部の積分点 1 では、負の応力 (全体座標の xx 成分) 最上部の積分点 5 では、正の応力が出ています。
はじめに このエラーが出たときの対処法をお知らせします。 原因 設定ファイルに書き込まれた材料データ保存フォルダが存在していないなど、何か設定ファイルとの食い違いに起因して起きています。 対策 エクスプローラーで、次のフォルダに行きます %userprofile%\appdata\roaming そのフォルダに MultiScaleDesignerX.dat というファイルがあるので、削除します。 あらためて MultiScale Designer 2024.1 を起動してみてください。
SimLabは2024年前後から急激にECADの読込能力が向上しました。 ただ、例えば基板の熱のそりなどの問題では、微細な配線をそのままモデル化せず、ある程度大きな格子メッシュを作成し、そのメッシュ領域に含まれる各材料が占める体積の割合から加重平均により物性を計算するモデル化が良く使われております。 そのモデル化手法をトレースマッピングと呼ばせて頂いておりますが、SimLabでは非常に簡単な手順でモデルを作成することが可能です。 ご興味ございましたらご確認頂けますと幸いです。
はじめに材料に異方性がある場合、0 度方向の特性なら、0度方向に揃えた材料の引張試験をして得られる、応力ーひずみの関係は、そのまま σ11 と ε11 の関係になります。 90度の場合も、90度方向に揃えた材料の引張試験をして得られた応力ーひずみの関係が、そのまま σ22ーε22 の関係になります。 しかし 45度の場合は、残念ながらそうなりません。45度に揃えた材料の引張試験を行って得られた応力ーひずみの関係は、単純に σ12-γ12 の関係になってくれません。 この部分ですが、あまり多くのコンテンツがなくて、必要なときになかなか出てこないと私自身感じていたので、本記事で、まとめとして記しておきます。…
現代のモノづくりにおける主な課題には、製品の複雑化や、開発および実環境でのテスト期間と予算の制約がある。また、脱炭素社会の実現に向けて、製品の運用条件を最適化することも急務である。アルテアは、これらの課題を解決するために、物理シミュレーション(CAE)とデータ駆動の統計・機械学習を融合させたデジタルツインプラットフォームを提供している。本講演では、ネットワンシステムズ株式会社との協業によるデジタルツインの実践と、同社のInnovation Showcaseで展示されるロボットアームへの適用事例を取り上げ、その成果と可能性について紹介する。 インダストリアルデジタルツインサミット 2024 2024年8月2日(金)9:30~18:00…
Radiossなど陽解法ソルバーの落下解析では、落下後何秒間計算を継続させるか設定する必要がございます。安全を見て長めの時間を設定すると、計算時間も長くなってしまうので、無駄なく適切なところで計算を終了させたいと言うお声を頂くことがございます。 そんなご要望に応えられるかもしれない機能の1つとして、エネルギセンサーがございます。 /SENSOR/ENERGY スターターファイル(*_0000.rad)に記入するエネルギー関連センサー。 /STOP/LSENSOR エンジンファイル(*_0001.rad)に記入。センサがアクティブになったら計算を停止。 (センサーは、エネルギー関連以外でもいろいろございます。)…
はじめにこちらの記事で、パラメータの意味や特徴について説明しました。 これを踏まえて、単軸引張試験データに合うような弾性パラメータを HyperStudy で同定してみたいと思います。 なお、試験データは「引張」試験データです。こちらで説明していますが、圧縮試験では、単軸の応力場の形成は不可能であり、材料特性データとして利用するには不向きです。 では、実際にやってみましょう。 実演 - 合わせこみたいゴム材料今回、合わせこみを試みるのは、この単軸引張試験データーです。 ちなみに、単軸引張試験は、時としてひずみ 5 とか 10…
はじめに/MAT/LAW62 はゴム、フォームのどちらにも、両方の中間的な材料にも使える材料モデルです。しかし、材料試験データ入力ではなく、材料パラメータを入力する必要があるため、それぞれにどういう物理的な意味、結果にどのような差を与えるのか、という特徴をつかんでおくことが大事です。 そこで本書では、1要素モデルを使って、パラメータをいろいろ変更してみて、どのような特徴が現れるのかを検証します。 弾性特性向けのパラメータの検証弾性特性向けのパラメータを緑、粘性特性向けのパラメータを青に色分けしてみました。 μ と α が最大で 5組ありますが、このパラメータは一組の μ と α…
下記で、MotionSolveとOptiStructの非線形過渡応答解析を連成させた例題を公開しました。 従来バージョンでは、OptiStruct/Implicitとの連成のみサポートされていましたが、Altair Simulation 2024より、OptiStruct/Explicitとの連成がサポートされ、非線形性が高く収束性の困難な問題に対し、計算が安定・高速化されます。 車両と燃料タンクの例題をOptiStruct/Explicit用に更新しました。 PDFの設定手順書とモデルデータをダウンロードしてご利用ください。 Altair Simulation 2024以上が必要です。 使用ソフト: マルチボディシステムシミュレーション|…
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