シェル要素の板厚方向の積分点での応力値を、履歴グラフ T01 に出力する方法

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Altair Employee

始めに

本記事は、シェル要素の厚み方向の積分点の応力値を、履歴グラフ T01 に出力する方法を示します。

 

説明

使用するカードは四角形シェルの場合は /TH/SHEL、三角形の場合は /TH/SH3N です。

https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_shel_starter_r.htm

https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_sh3n_starter_r.htm

 

慣習的に /TH は出力要求として DEF (標準出力要求) を用いることが多いと思いますが、DEF に含まれている F1, F2, F12 は平均値となるため、板厚積分点ごとの値にはなりません。

 

そこで SX_JJ 等を使います。JJ は積分点の番号です。

 

なお、すべて成分で出てくるため、主応力やミーゼス応力などの評価をしたい場合は、素直にアニメーションで出力する方が便利だと思います。

 

次のような簡単な1要素引張試験モデルの例を置いておきます。降伏応力が 10 で頭打ちになるようになっています。

 

ダウンロード: example01.7z