計算の途中で、拘束条件を付けたり外したりする方法
説明
拘束条件は通常はスターターファイル _0000.rad に設定しますが、_0001.rad, _0002.rad, _0003.rad などのエンジンファイルでも、つけたり外したりすることができます。
_0001.rad, _0002.rad などで計算を継ぎ足していく方法はこちらをご覧ください
https://community.altair.com/community?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0119883
使うカードはこちらにある /BCS/TRA, /BCSR/TRA, /BCS/ROT, /BCSR/ROT の 4個が中心となります。
/BCS が拘束を追加する場合で /BCSR が外す場合です。また TRA が並進自由度、ROT が回転自由度です。
実施例: /BCSR
このようなモデルで、時刻が 1 になったタイミングで、左側の拘束条件を外してみます。
この場合最初のエンジンファイル _0001.rad は普通に時刻 1 まで進めます。そして次の _0002.rad に次の記載をして、時刻 2 まで解析してみます。
時刻 1 まで動かずに、そこからばね力で動き始めたら成功です。予想通りの動きとなっています。
このデータのダウンロード: 1_bcsr.7z
実施例: /BCR
次は同じモデルですが、左側もフリーとしたまま、右側だけに初速を与えています。_0001.rad でそのまま時刻 1 まで計算して、_0002.rad で左側を拘束して、時刻 2 まで計算します。
_0002.rad にはこう記述しています。
予測としては、時刻 1 までばね力で左側もある程度動くはずです。そして時刻 2 からは止まるはずです。ちゃんと予想通りの動きをしています。
このデータのダウンロード: 2_bcs.7z
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