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始めに 本記事では、普通のシェル要素 (PSHELL) に対するフリー寸法最適化 (DSIZE) の例題です。 例題 ダウンロード: https://us.v-cdn.net/6038102/uploads/11KLKPC35H5W/model01.7z 解析モデル自体は 100x100x板厚 mm に対する、片持ちばりです。板厚はフリー寸法最適化 (DSIZE) が決めます。単位系は ton, mm, s で行きます。 材料は E=2e5MPa, nu=0.3, ρ=8e-9 ton/mm^3 の鉄相当です。 最適化の条件は、次の通りです。最適化の設定自体は本記事の主眼ではないので、モデルをみてください。 コンプライアンス上限 1.4mJ…
はじめに 本記事では接着をモデル化するのに便利な /MAT/LAW116 材料を使った 1要素モデルの例題を示します。本材料は、速度依存性がありますが、本例題では、速度依存性は扱いません。もしかしたら、例題その2で扱うかもしれません。 /MAT/LAW117 という LAW116 よりも設定項目の少ない簡単な材料モデルもあるので、そちらも参考にしてください。 材料を扱うときは、線形→塑性→ダメージや破断という順番で扱っていくとわかりやすいと思うので、本例題も 3部構成になっています。 例題はどれも、10x10x1mm のヘキサ要素を 1mm 引っ張り上げる試験となっています。…
始めに モニター体積の中で /MONVOL/AREA は体積 (と袋の面積) の出力に特化したカードです。これ自体は、一切、解析に影響を及ぼさないため、体積を監視したい袋状の物に対して気軽に使うことができます。 例題 ダウンロード: https://us.v-cdn.net/6038102/uploads/454L04E6QDGM/model01.7z 10x10x10mm の箱を引っ張って体積を変えるだけの例題です。 どのモニター体積にも共通ですが、袋を作るシェルの法線は、外側を向いている必要があります。 /MONVOL/AREA の書式は簡単で、袋を作るサーフェスを指定すれば完了です。…
はじめに パートごとの運動エネルギー、内部エネルギーのグラフ履歴の出力には /TH/PART を使いますが、アセンブリ単位の場合には /TH/SUBS を使います。本記事では、/TH/SUBS を使う例題を一つ示します。 /TH/PART の参考記事 (項目C参照) Radioss の入力ルール まず、アセンブリは /SUBSET カードを使います。 普通、アセンブリとはパートの集まりですが、/SUBSET には /SUBSET の ID しか書けません。 アセンブリのアセンブリはこれでよいのですが、最初のアセンブリである、パートの集合はどうするのかというと、/PART 側に、所属する /SUBSET の ID を書くルールになっています。…
始めに 普段、主にシェル要素やソリッド要素を使っていても、何かちょっとしたものを、一から CAD で造形してシェルやソリッドメッシングをする代わりに、簡単な 1D の、はり要素(梁要素)で表現したくなる時はあると思います。 はりの力学や、はり要素は非常に長い歴史があるので、OptiStruct も多くの機能があり、非常にややこしいカードのルールがあったり、プリの HyperMesh にも覚えきれないほどの機能がありますが、そういったことは、必要になったときに知れば良いことなので、本記事では、はり要素利用の最初の一歩として、もっとも設定が簡単な、丸棒を表現してみます。 はり要素に関係するカードの説明 まず、はり要素は CBAR…
始めに 本記事では OptiStruct の陽解法で、塑性ひずみを利用して要素を削除する例題を示します。 仕組み 塑性ひずみを基準につかうので、まずは、弾性材料の MAT1 に塑性材料の MATS1 を組み合わせた弾塑性材料を用意します。 MATS1 で降伏はしますが、MATS1 自体には要素を消すという機能はないため、その機能を持つ MATF も組み合わせます。F はおそらく Failure (破断) の意図だと思います。 MATS1 で決めたルールで塑性ひずみが進展し、MATF で決めた基準値に到達すると、その要素を削除します。 例題 ダウンロード:…
はじめに 大変形の非線形静解析が解けない理由は、大きくは2個あると思います。 一つは、接触のある問題で、接触の状況(離れるべきなのか、くっつくべきなのか)が収束しないときで、もう一つは、不安定になっていて、解を見つけることが原理的に不可能になっている場合です。 この記事では、後者についての例題を示します。 不安定というのがどういうことなのかを理解するために、まず、非線形静解析とは、いったい何なのか、その概念をつかむ必要があります。 こちらの図に示したように、非線形静解析とは、与えられた荷重に対して、つり合いの取れる変形を求めるということです。このように、荷重をどれか選んだ時に、変形の可能性が一つしかないのであれば、解けます。…
Four-Bar Deployed Intake Mechanism Developed with a Mechanism Synthesis Tool in Altair Inspire With the widespread use of linkages ranging from the heavy industry to aerospace and robotics competitions, a method of automatically synthesizing linkages can expedite the design process. There are three major categories of…
はじめに こちらの記事では /INTER/TYPE25 などの摩擦に関するオプションの Ifric=3 で静摩擦、動摩擦を表現する例題を示しました。 Ifric=3 では、必要なパラメータは 6個でしたが Ifric=4 では 3個になり、より設定が簡単になります。 なお v2025 まではバグがあり、摩擦係数がおかしいです。v2025.1 で修正されているので、v2025.1 以降を使ってください。 Ifric=4 の仕組みと使い方 Ifric=4 では相対すべり速度 0 で静摩擦係数、速度が増えるほど動摩擦係数に収束していく形になります。 式はこちらです。 入力するのは Fric, C1, C2 の 3パラメータです。 Fric =…
始めに 本記事ではシェル要素用のシートベルトのモデル化のための材料 /MAT/LAW119 (/MAT/SH_SEATBELT) を使った、1要素モデルの例題を示します。 本記事では、最低限必要な項目のみ設定するようにしています。 /MAT/LAW119 について https://2026.help.altair.com/2026/hwsolvers/rad/topics/solvers/rad/mat_law119_sh_seatbelt_starter_r.htm まず最初に、この材料は、シートベルトの布の特性を表すための材料ではありません。シートベルトを簡易的にバネで表現するための材料です。…
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