-
45度の材料試験応力ひずみデータから、どのようにしてせん断応力とせん断ひずみの関係にしたらよいのでしょうか。
はじめに材料に異方性がある場合、0 度方向の特性なら、0度方向に揃えた材料の引張試験をして得られる、応力ーひずみの関係は、そのまま σ11 と ε11 の関係になります。 90度の場合も、90度方向に揃えた材料の引張試験をして得られた応力ーひずみの関係が、そのまま σ22ーε22 の関係になります。 しかし 45度の場合は、残念ながらそうなりません。45度に揃えた材料の引張試験を行って得られた応力ーひずみの関係は、単純に σ12-γ12 の関係になってくれません。 この部分ですが、あまり多くのコンテンツがなくて、必要なときになかなか出てこないと私自身感じていたので、本記事で、まとめとして記しておきます。…
-
/MAT/LAW62 の弾性パラメータを HyperStudy で同定してみよう
はじめにこちらの記事で、パラメータの意味や特徴について説明しました。 これを踏まえて、単軸引張試験データに合うような弾性パラメータを HyperStudy で同定してみたいと思います。 なお、試験データは「引張」試験データです。こちらで説明していますが、圧縮試験では、単軸の応力場の形成は不可能であり、材料特性データとして利用するには不向きです。 では、実際にやってみましょう。 実演 - 合わせこみたいゴム材料今回、合わせこみを試みるのは、この単軸引張試験データーです。 ちなみに、単軸引張試験は、時としてひずみ 5 とか 10…
-
HELP : finding law paramaters for ballistic impact in 3D ((Hydro) Johnson Cook), ball and plate
Hello altair community, For a class project, we are trying to simulate a ball piercing through an aluminium plate at high speed. We did a first try with plate in Shell element using the Johnson Cook law, and the results were accurate enough. Now we try it in 3D, but the simulation is unrealistic : Message we get : EXCEEDED…
-
Radioss Solver Run Issue on AMD threadripper pro processor.
Hi Team, We are trying to run a Radioss simulation, which is taking longer time on AMD processor compared to Intel. And also, when the same run is carried only on AMD processor with multicore usage, 32 cores is taking lesser time than 64 cores whereas to happen vice-versa. For example, 32 cores AMD processor is taking 0.5…
-
Radioss: /MAT/LAW62 のパラメータの特徴を 1要素モデルでつかんでみよう。
はじめに/MAT/LAW62 はゴム、フォームのどちらにも、両方の中間的な材料にも使える材料モデルです。しかし、材料試験データ入力ではなく、材料パラメータを入力する必要があるため、それぞれにどういう物理的な意味、結果にどのような差を与えるのか、という特徴をつかんでおくことが大事です。 そこで本書では、1要素モデルを使って、パラメータをいろいろ変更してみて、どのような特徴が現れるのかを検証します。 弾性特性向けのパラメータの検証弾性特性向けのパラメータを緑、粘性特性向けのパラメータを青に色分けしてみました。 μ と α が最大で 5組ありますが、このパラメータは一組の μ と α…
-
Assistance Needed for Converting a LS-DYNA Barrier Model to Radioss
Hello everyone, I am currently working on a project to model and simulate the impact of a motorcyclist against a road barrier to assess injuries, both with and without the use of an airbag. Project Context: The airbag and motorcyclist models have been fully developed and are functioning correctly in Radioss. The barrier…
-
Radioss: *BOUNDARY_PRESCRIBED_MOTION が LS-DYNA リーダーでどのように変換されるのか説明します (DOF=4,8) 限定
はじめにLS-DYNA リーダーは *BOUNDARY_PRESCRIBED_MOTION をサポートしています。 ですので、直接の実行も、 変換も可能です。 特に変換してから使う場合、変換先がどのようになっているのかが分かると、変更や修正、または既存の設定を見ながら新たに作るなどが、簡単になると思いますので、この記事で解説します。 タイトルにもあるように DOF=4, 8 のベクトルで自由度を指定するやり方についてのみ、本記事では解説します。というのも、LS-DYNA ではベクトルで自由度を決めるやり方がありますが、RADIOSS…
-
Radioss: Engine trouble shooting
Introduction The original article is this, This article explains how to determine the cause of an error when the engine _0001.rad fails to run to the end. This is my own method, and it is not the best or the only way to find the cause of the problem. You can modify my methods and find your original better way. Methods A,…
-
How can I see the area and velocity of a cross section in RADIOSS?
I am currently performing a coupled fluid-structure analysis in RADIOSS. I would like to output the time history of the cross-sectional area and flow velocity at an arbitrary cross-section of the fluid (ex: surface 50mm from the inlet boundary, as shown in the image). How can I do that?
-
Radioss で 「 ELEMENT(S) DEFINED IN NON EXISTING PART ID 」が出る理由と対処方
始めに Radioss のスターターで次のようなエラーが出るときがあります。 ERROR ID : 402 ** ERROR IN ELEMENT PART DEFINITION DESCRIPTION : 1 PART(S) REFERENCED BY ELEMENTS DO(ES) NOT EXIST. THIS MAY CAUSE OTHER ERROR MESSAGES IN THE MODEL /SHELL/1 ELEMENT(S) DEFINED IN NON EXISTING PART ID 1 原因と回避方法をお伝えします。 エラーの出るモデル例 model01_0000.rad エラーの原因 Radioss…
-
Confined Blast Simulation with Radioss.
Overview This article describes a model for confined blast simulations. A TNT charge is detonating inside a box with a small opening. A NRF boundary is used to model an infinite surrounding air domain. User-defined parameters for TNT positioning and mass are introduced. Finally, a HyperView session .mvw file has been…
-
弾塑性材料のくびれの発生するタイミングは?くびれない弾塑性材料を作れる?
始めに 本記事では、弾塑性材料のくびれが発生するタイミングがいつなのかを示し、くびれの起きない弾塑性材料がつくれるのかどうかを示します。 弾塑性材料のくびれが発生するタイミング くびれは、公称応力 σn, 公称ひずみ εn を用いると、次のタイミングで起きます。要は引っ張っても負荷が増えないので、そのままどこまでも伸びてしまう状態になった時です。全体がきれいに伸びてもよさそうですが、実験にせよ、シミュレーションにせよ、かならずばらつきや形状の影響というのは出てくるので、実際には、一か所だけくびれてしまうということになります。 (式1) こちらの記事も参考にしていただければと思います。…
-
Is /ALE/LINK/VEL/ keywork available in hypermesh ?
Hi, I am looking for the /ALE/LINK/VEL/ keyword in hypermesh. I did not find it and use it manually. It looks like hypermesh does not recognize it when it is imported from a rad file. Thank you for your help, Clément
-
Radioss の /MAT/LAW92 ゴム材料を 1要素モデルで説明します。
始めに 大きなひずみの領域までの再現性が良い (*1) として人気の Arruda-Boyce 超弾性材料の簡単な使い方を説明します。単軸引張試験の応力ーひずみカーブを入力できるので、使い勝手が良いです。参考として 1 要素モデルも作りました。 *1) ゴム材 料 の力 学特 性 同定 とFEM解 析 へ の利 用, 飯 塚 博氏・ 山 下 義 裕氏 https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu1944/77/9/77_9_306/_pdf 簡単な使い方の説明と 1要素モデル 1要素の単軸引張モデルはこちら: model01.7z リファレンスはこちらです。…
-
Radioss: 検証モデルで時間ステップが大きすぎるときは /DTIX で上限を決めることができます。
始めに 1要素モデルや、剛体しかない検証モデルの場合、タイムステップが大きすぎて、出力があらすぎたり、必要な出力が得られないことがあります。そのようなときは /DTIX で時間ステップの上限を決めると便利です。 使い方 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/dtix_engine_r.htm 今回は時間増分が大きすぎることが問題ですので、ΔTini は適当に 1e-30 とでもしておけば大丈夫です。ΔTmax を千サイクルとか一万サイクルとかになるように、調整してみてください。…
-
Radioss Time History Output Error
I have a model outputting both a T01 file and an H3d file. I would like to have nodal forces/moments for a particular node (TH/NODE output) and forces/moments for a particular RBODY (TH/RBODY) output. I am able to get the outputs in the H3d file if I load that into hypergraph, but if I try to load the time file I am not…
-
Radioss フォーム材料 /MAT/LAW70 の一番簡単な設定方法
始めに /MAT/LAW70 は、応力ーひずみ線図をカーブ /FUNCT で指定するタイプの、設定がしやすい、フォーム材用の超弾性材料です。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/mat_law70_foam_tab_starter_r.htm いろいろな設定がありますが、本記事では、一番簡単な基本の設定の仕方をお伝えします。 最小限の設定必須項目と設定例 このように、ほぼ潰し切る 1要素モデルを用意してみました。 ダウンロード: model01.7z 最低限必要となる項目は、次の 7項目です。 ρ は初期密度、ν…
-
Radioss の FVM エアバッグ /FVMBAG2 を利用した一番簡単なエアバッグ設定方法
始めに Radioss には、流体解析と連成するタイプの FVM エアバッグという機能があります。 https://community.altair.com/community/ja/?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0121407 カードが2種類あるのですが、一番シンプルである /FVMBAG2 を用いて、簡単な設定方法を示します。 エアバッグに必要な3個の機能は、 * 気体の質量を一定に保つ袋としての機能 * インジェクタで、気体を送り込む機能 * ベントで、気体を抜く機能…
-
Radioss Solver- I changed the model from Optistruct to Radioss
I changed the model from Optistruct to Radioss, Recreated 1Ds and created Engine File. But getting this error: ERROR ID : 120 ** ERROR IN FUNCTION REFERENCE .. DOMAIN DECOMPOSITION .. ELEMENT GROUPS .. RIGID WALLS .. RIGID BODIES .. ELEMENT BUFFER INITIALIZATION How to resolve this?
-
Strain and stress results in H3D file while using Radioss Solver?
Hello, I'm working on a model with impactors in it. After defining the engine file(control Cards) and running the model, I can't find the strain and stress values in the .h3d. Can anyone help me figure out what to put in the engine file to have stress and strain?
-
Radioss の力による荷重条件 /CLOAD の簡単な例
始めに 本記事では、力荷重 /CLOAD の最低限の使い方の説明と、例題モデルを一つお伝えします。 /CLOAD の使い方 ヘルプはこちらです。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/cload_starter_r.htm Radioss の入門の演習書では、強制変位 /IMPDISP を扱っているので、こちらを使ったことがある方であれば、なんとなく使い方は想像つくかとおもいます。 https://learn.altair.com/course/view.php?id=699 (要ログイン。初回アクセス時に "enroll me"…
-
Radioss: /MAT/LAW19 と /PROP/TYPE9 でできる、最も単純な布の表現
始めに 本記事では、布用の線形材料 /MAT/FABRI と幕要素特性に使える /PROP/SH_ORTH を使って表現することができるやり方の中で、最も単純なモデルの作り方を紹介します。 まず、布というと引張には強いけど、圧縮には抵抗力を持たないというイメージがありますが、材料の段階では、そういう材料を与えません。冒頭にも書きましたが、線形材料を使います。そのままだと、圧縮にも抵抗力を持ってしまうので、幕要素特性という、曲げの剛性を持たない要素特性の与え方を行います。…
-
/GJOINT keyword not available in hypermesh
Hi, I'm trying to use a gear type joint in radioss thru /GJOINT. However, there is no option in hypermesh to input this keyword. I don't think this keyword is deprecated, so is there another way of doing this? or maybe another keyword which is supported with similar functionality? Thanks, Hadar
-
シェル要素の板厚方向の積分点での応力値を、履歴グラフ T01 に出力する方法
始めに 本記事は、シェル要素の厚み方向の積分点の応力値を、履歴グラフ T01 に出力する方法を示します。 説明 使用するカードは四角形シェルの場合は /TH/SHEL、三角形の場合は /TH/SH3N です。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_shel_starter_r.htm https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_sh3n_starter_r.htm 慣習的に /TH は出力要求として DEF…
-
応力ー塑性ひずみはカーブ入力、ひずみ速度依存性は数式パラメータ入力な LAW44 材料
始めに /MAT/LAW44 は、応力-塑性ひずみの関係はカーブ入力、つまり実験棟で得られた実際の応力と塑性ひずみの値の入力、で行いながら、ひずみ速度依存性は、数式で表現することができるという、変わった材料です。 https://help.altair.com/hwsolvers/rad/topics/solvers/rad/mat_law44_cowper_starter_r.htm たとえば /MAT/LAW2 の場合、SS カーブもひずみ速度依存もどちらも数式です。…