An exclusive raffle opportunity for active members like you! Complete your profile, answer questions and get your first accepted badge to enter the raffle.
Radioss はビーム要素プロパティで、要素の 1番節点と 2番節点の端の回転自由度を開放することができます。
https://help.altair.com/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/prop_type3_beam_starter_r.htm
https://help.altair.com/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/prop_type18_int_beam_starter_r.htm
両方のプロパティにこの ωDOF フラグがあります。
ヘルプにこのように開放 (さすがに誤記だと思います) とあるので開放という言葉を私も選びましたが、要素プロパティ、要は要素の計算に関する部分ですので、節点の自由度をうんぬんかんぬんするというよりも、その自由度に対する剛性を 0 にしていると考えれば良いかと思います。
本記事では、この機能を使って、回転の剛性をゼロにする例題を一つ示します。
ダウンロード:
このようなモデルです。普通のビーム要素なら、上につられて、下も回るはずですが、
このモデルはこのように、軸周りの回転剛性はゼロです。実際、ωx1、ωx2 のどちらかさえ抜いておけば、回転は伝わらなくなるはずですが、念を入れて両方とも抜いています。
ちなみに、普段の記事ではテキストをそのまま示すことが多いのですが、整数や実数の入力項目のように、指定した範囲内ならどこでも良いとはならず、入力するべき桁が指定されているので、少なくとも最初の一回目は HyperMesh で準備した方が無難だと思います。
このように、期待通りの結果です。
Radioss のビーム要素は、並進自由度の開放はできません。ですので、並進自由度を抜きたいときは、KJOINT2 ばねを、使うと良いと思います。
/PROP/KJOINT2 のジョイントパターン (自由度の開放パターン) に合うのがあれば、ビーム側では何もしなくて良いです。
例えば回転ジョイントを使えば、本記事の例題と同じことができます。
この辺は好みの問題かと思います。
Share your models, scripts, workspaces, and more with the Altair Community.