/IMPFLUX 強制熱流束の例題

altair_fukuoka
Altair Employee

始めに
本記事では、強制熱流束 /IMPFLUX を使って、面と、体積に強制熱流束を与える例題を示します。
面に与える例題
ダウンロード:
このサーフェスに /IMPFLUX を与えます。
入力はこの 3項目です。
例題モデルはこうなっています。(0は HyperMesh からエクスポートする際に、自動で出てきたものなので、気にしないでください)
カーブ /FUNCT で与える熱流束の次元は、エネルギー/時刻/面積です。
mks 単位系なら W/m^2 です。mm, ton, s なら mJ/s/mm^2=mW/mm^2 になると思います(信用せずに検算してください)。
また、温度を計算する必要があるので /HEAT/MAT を材料とペアにする必要があります。
温度は Radioss は K を基本としていますので 300K と入力しています。状態方程式などもあるためです。本例題は /IMPFLUX が主役のために、これ以上の説明を省きますが、熱関連の単位系変換(桁の変化)はややこしいので、しっかりとご自身の単位系に合わせてください。本モデルは mm, ton, sec です。
節点温度の .h3d 出力は /H3D/NODA/TEMP です。
この例題は、このような結果となります。
体積に与える例題
ダウンロード:
先ほどと同じモデルを使いますが、今回は Surf_ID ではなく grbric_ID でソリッド要素グループを指定します。
本例題では、こうなっています。
熱流束カーブの次元が、今回は [エネルギ/時刻/体積] となります。mks 単位系なら [W/m^3] ですし、ton, mm, s なら [mW/mm^3] になると思います(信用せずにご自身で確かめてください)。
このような結果となります。
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