非線形静解析: NLADAPT, NLPARM, NLOUT でアニメーションを細かく出力する例題


始めに
非線形静解析は、NLOUT カードによる出力設定をしていないと、最終結果だけ出力します。すると、このような回転の動きを計算したときに、
このような意味不明のアニメーションを見ることになります。
HyperView は各節点が最終的に反対方向に位置している、という結果しか知らないからです。
ですので、時に、途中のアニメーションを出力することで、HyperView に経路を教えることが必要になります。
また、アニメーションの出力を要求していても、OptiStruct はなるべく時間ステップを大きくして、少ない計算回数で計算を終わらそうとするので、アニメーションのコマが少なすぎます。先ほどよりはましかもしれませんが、やはり何が起きているのか分かる状態ではありません。
欲しいのは、こういうアニメーションです。どうすればこれが得られるのかを知る、というのが、本例題となります。
例題 1: 変な変形の例題
最初の変なアニメーションの例題です。ダウンロードはこちら、
こちらはサブケースの非線形に関する設定が NLPARM のみとなっています。実は NLOUT というのを指定しないと、最終結果だけ .h3d に出力するので、あのような変なアニメーションになります。
ちなみに NLPARM も何気に、中身が空(デフォルト設定のまま)です。これについても、のちの例題で出てきます。
例題2: コマが少ないけど、とりあえずおかしくはないアニメーションが出る例題
ダウンロードはこちら
こちらは、コマ数が少なすぎて、何が起きているのか分からなかったモデルです。
サブケースで呼び出している NLOUT=2 はこちらです。 NINT=20 というのは 20回のアニメーションを出力することを要求しています。
ただ、20回出しているにしては、アニメーションが粗すぎますよね。実は、OptiStruct はなるべく少ないインクリメント数で計算を終わらしたいので、4 コマしか出力されていません。
例題3: いい感じのアニメーションの例題
ダウンロードはこちら
では、最後にいい感じのアニメーションになる例題です。サブケースに NLADAPT が増えました。
そして実は NLPARM も変更しています。
NLPARM の 4カラム目の 0.05 は初期のインクリメント時間増分です。
そして NLADAPT の DTMAX=0.05 は計算途中での最大時間増分です。
NLPARAM の DT の方が、NLADAPT の DTMAX よりも優先されるので、両方を必要としています。
これで、なめらかなアニメーションが得られます。
Comments
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すみません、最初の絵の回転の向きが逆でした。ご容赦ください。
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