要素の辺(エッジ)同士の接触を行う方法
使うカードと使い方
要素の線(メッシュライン、エッジ) の接触を行うには /INTER/TYPE11 を使います。
https://2022.help.altair.com/2022/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/inter_type11_starter_r.htm
次のモデルで説明します。左から、ばね、シェル、ソリッド要素です。1D 代表でばね要素を使っていますが、ビーム要素でも大丈夫です。
ざっくりと、自己接触も含めたすべてのメッシュラインの接触を考慮するときは、こうなります。メッシュライン以外の部分は、私なら、ここから初めて様子を見る、という設定です。
全メッシュラインの設定が非常にややこしいです。図解します。/LINE/PART でシェル、ソリッドは選ぶことができません。シェル、ソリッドは /SURF 経由で /LINE にする必要があります。
もちろん全ライン接触でなくてもよいです。1D vs 2D, 3D のみであるなら、Line_id_S, Line_id_M のところで、それぞれ 1Dライン、2D3D ラインを選んでください。
それから、接触力の出力ですが、私は普段 /ANIM/VECT/PCONT で接触圧力としてみる方が好みなのですが、メッシュラインには面積がないので、圧力としては出てきません。/ANIM/VECT/CONT で接触力を直接見る必要があります。
例に使ったモデルのダウンロード
重要注意点
/INTER/TYPE11 を使う場合は、対象となる要素が、少なくともメッシュサイズの 1/50 程度は離れている必要があります。それより近い場合は不安定になることが多いです。また、隙間が 0 の場合はスターターでエラーとなります。
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