HyperMesh は最終目的のソルバーカードを作っておいてから、そこに必要なカードをその場で作っていくことができます。
始めに
Radioss の入門トレーニングでは、ある最終目的のカードを作る際に、そのカードに必要な他のカードを全部作ってから、最後に最終目的のカードをまとめ上げるという方法をとっています。
https://learn.altair.com/course/view.php?id=279
何を言っているのかと言うと、例えば強制変位 /IMPDISP と言うカードを作るとき、
https://2022.help.altair.com/2022.2/hwsolvers/rad/topics/solvers/rad/impdisp_starter_r.htm
次のように、変位―時刻の関係を表す関数 /FUNCT と、対象の節点集合を示す /GRNOD カードが必要なので、/FUNCT と /GRNOD を先に作っておいて、最後に /IMPDISP に当てはめるという手法をとっています。
このようにしている私なりの理由としては、Radioss はカードの組み合わせでモデルが出来上がっているということや、カードの入れ子関係を理解していただこうということと、自分の作ったカードが HyperMesh のどこにぶら下がるのかが容易に把握できることです。
ただ、作業に慣れてくると、まどろっこしく感じるかもしれません。実は最終目的のカード、例えば /IMPDISP の作成ダイアログやエンティティエディタでも、そこから一歩も外にでずに /GRNOD や /FUNCT を作ってしまうことが可能です。
動画で説明しているので、ぜひご閲覧ください。また、本記事は Radioss ソルバーを例に使っていますが、基本的にはどのソルバーでも同様の作業ができます。
動画
動画ファイルのダウンロード
KB0121230_HyperMesh-最終目標のカードを先に作って、必要なカードをその場で作っていく方法.mp4
アルテアジャパン公式製品リンク
https://www.altairjp.co.jp/radioss/
https://www.altairjp.co.jp/hyperworks/