始めに
 
CAE の世界では、結合条件を付けるときに、このような原則が言われています。
 
- 大きなパートをメインサーフェスにすべし
  
- メッシュが粗いパートをメインサーフェスにすべし
  
 
 
でもその原則はこのアセンブリにも成り立つのでしょうか?試してみましょう。
 
    
        
            
    
 
 
 
お題はこのように、片持ち梁の曲げ問題としてみます。
 
    
        
            
    
 
 
 
原則: 大きいパートをメインサーフェスにする。
 
こちら側をメインにします。
 
    
        
            
    
 
 
 
結果はこうなります。
 
    
        
            
    
 
 
 
この 2節点しか結合しないので、当然の帰結です。
 
    
        
            
    
 
 
 
モデルのダウンロード: 大きいパートルール.7z
 
 
 
原則: メッシュが粗い方をメインサーフェスとする
 
今度はこちらの方がメッシュが粗いのでメインサーフェスとします。
 
    
        
            
    
 
 
 
結果はこうなります。
 
    
        
            
    
 
 
 
この場合は、この 2節点のみの結合なので、やはり当然の結果です。
 
    
        
            
    
 
 
 
モデルのダウンロード: Arai-Main.7z
 
 
 
双方向に 2個の結合条件を与える
 
こうします。
 
    
        
            
    
 
 
 
結果はこうです。
 
    
        
            
    
 
 
 
モデルのダウンロード: Symmetry.7z
 
 
 
ということで、原則に当てはまらない迷ったときは双方向に結合条件を与えればよいです。
 
 
 
ここで、過拘束じゃない?と思った方もいると思いますが、大丈夫です。結合条件 /INTER/TYPE2 の Spotflag=28 オプションは自動的に、過拘束を判断して、ペナルティ法(要は固いバネ)に切り替えます。ですので結合条件を何重にも設定することが可能です。
 
https://2022.help.altair.com/2022.1/hwsolvers/rad/topics/solvers/rad/inter_type2_starter_r.htm
 
 
 
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お問い合わせ先
 
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補足1: 
結合条件だけでなく接触条件でも同じことが言えます。