熱荷重を受けて重力でたわむ材料のクリープ解析サンプル
fujita
Altair Employee
1. はじめに
熱荷重を受けてたわむ樹脂板について、重力、材料の温度依存性、クリープを考慮してシミュレーションするサンプルモデル(右側のinput.fem)になります。
2. 要素
MATVPはソリッド要素対応になります。
以下のように4mmヘキサ要素で板厚方向3層としてメッシュ作成しています。
要素タイプ | ヘキサ |
メッシュサイズ | 4 mm |
節点数 | 14484 |
要素数 | 10500 |
3. 境界条件、解析条件
CNTNLSUB YESにより以下の計算を連続して実行します。
・Subcase1 加熱 20度→85度 10分
・Subcase2 85度キープ 90分 VISCOによりクリープ発動
・Subcase3 85度→20度冷却 30分
4. 温度依存とクリープを設定した材料特性
※あくまで樹脂相当のサンプルになります。適宜、試験データを参照し、パラメータ調整が必要になります。
・応力-ひずみ関係とヤング率に温度依存を設定
・クリープをMATVPにより設定
MATVPについて
https://2023.help.altair.com/2023/hwsolvers/ja_jp/os/topics/solvers/os/matvp_bulk_r.htm
5. 解析結果
加熱によるたわみ→温度キープにともなうクリープ変形→冷却にともなう収縮を得られます。
参考リンク
https://community.altair.com/community?id=community_question&sys_id=ce5608f61b2bd0908017dc61ec4bcb45
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