LS-DYNA、Abaqus等のCAEのバイナリ結果をExcelに出力するスクリプト
Overview
Altair Composeの特徴の一つとして、HyperWorks他、LS-DYNAやAbaqus等のCAE結果のバイナリファイルを直接読み込める機能があります。
この機能を用いて、各種CAE結果ファイルをExcelに出力するスクリプトを作成しました。
別途Excelにて書き出したい項目を指定し、スクリプトを実行すると、指定した項目がExcelに書き出されます。
Pre-Requisite
本記事で使用したスクリプトはこちらです。
本記事で使用したCAE結果のサンプルファイルはこちらです。
本記事で使用したサンプルの出力指定ファイルはこちらです。
Usage/Installation Instructions
ラベルの抽出
本スクリプトは、Overview欄で示したように、書き出したい項目をユーザが指定するために、事前に他のExcelファイルに記述しておく必要があります。
項目名が簡単な場合はいいですが、中には項目名が複雑な計算結果ファイルもあります。
そこで、まずは、CAEの計算結果に含まれるすべてのラベルを抽出するスクリプトを用意しました。
添付されているスクリプトの1つ
stc_get_label_subcase.oml
をAltair Composeで開き、開始をクリックします。
CAE結果ファイルを指定するダイアログが表示されますので、ファイルを選択して開いてください。
処理が完了すると、元のファイル名_label.xlsxが生成され、Type-Request-Component名がすべて書き出されます。
サブケースを含む結果ファイルの場合、各サブケースのラベルはシート毎に書き出されます。
Excelへの書き出し
書き出し項目を指定したExcelを作成します。先に抽出したラベルを参考に
A:Type
B:Request
C:Component
名を記述します。
複数シートに対応していますので、各シートに書き出したい項目を指定してください。
サブケースのある結果ファイルからデータを抽出する場合は、D1欄にサブケース番号を指定します。1つのシートには1つのサブケースの結果しか抽出できません。
他のサブケースの結果を抽出したい場合はシートを分けてください。サンプルの出力指定ファイルもご参照ください。
添付されているスクリプトのもう1つ
stc_hg2xlsx_subcase.oml
をAltair Composeで開き、開始をクリックします。
CAE結果ファイルを指定するダイアログが表示されますので、ファイルを選択して開いてください。
続いて、出力指定を記述したExcelファイルを指定するダイアログが表示されますので、ファイルを選択して開いてください。
処理が完了すると、元のファイル名_out.xlsxが生成され、出力指定を記述したExcelファイルに対応した値が各シートにすべて書き出されます。
Post-Requisite
使用製品:Altair Compose
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