プライの配向角を最適化する例題

始めに

こちらの記事で紹介している、プライ&ラミネート式の積層シェルモデルですが、プライの配向角を設計変数にした最適化が可能です。

(古典的な PCOMP, PCOMPG モデルでも可能です)

HyperMesh のプライ&ラミネート式の積層シェルモデリングがいかに便利なのか、古典的な積層シェルモデリングと実際の作業を比較しながら説明します

本記事では1つの例題を示します。

例題

ダウンロード:

計算条件は、単純な X 方向への引張です。

image.png

プライは 1枚のみです。プライの向きは、最適化で決めるわけですが、とりあえず 0度, 90度の場合の向きを図示しておきます。

image.png

材料はこのように E1 優勢な材料です。ですので、最適な配向角は 90度はないかと、予想されるわけです。

image.png

設計変数 DESVAR は、初期値 45で、最小~最大 0~90 としました。

Site faviconDESVAR

image.png

HyperMesh 2025 ではこのような感じです。

image.png

それをもって、PLY カードの配向角を書き換えるわけです。カードとしては DVPREL1 で、こうなっています。

image.png

HyperMesh 2025 的にはこうです。

image.png

あとは、コンプライアンス最小化を付けていますが、これは説明を割愛します。例題モデルを見てください。

実行すると、90度という最適解が得られたことが分かります。

image.png

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