はじめに
ベルトのように、引っ張ると突っ張って抵抗力を生じるけど、縮めると、緩んで抵抗しない、そういうばね要素特性の作り方を例題を通して示します。
例題
モデルダウンロード:
モデルには 2個の 1軸ばね要素があり、強制変位で、上のバネは引張、下のバネは圧縮を 1の長さ、 与えます。
利用するバネ特性は /PROP/SPRING (/PROP/TYPE4) です。使うパラメータは次の 3か所です。
Mass: 質量
K1: ばね定数
fct_ID11: ばね力―伸びカーブ
ばね力と伸びの関係は、fct_ID11 で与えられますが、時間ステップなどの計算にばね定数 K1 はとりあえず定義しておきます。例題ではこうなっています。
長さ 1の伸び縮みを指せているので、上のばねはばね力 1、下のばねはばね力 0 のはずです。/TH/SPRING でばね力を出しているので HyperGraph で見てみます。
このように、期待通りの結果となりました。