トポロジー最適化で両抜きの型抜き制約を使う例題

始めに

トポロジー最適化で両抜きの型抜き制約を使う例題です。

カード的には DTPL カードの DTYP=SPLIT です。

https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/os/topics/solvers/os/dtpl_bulk_r.htm

image.png

なお DTYP=SINGLE 片側抜きの例題は、入門演習書 2.5 節で取り扱っています。

https://learn.altair.com/mod/resource/view.php?id=7830&redirect=1

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例題

ダウンロード:

解析条件は、単純な片持ち梁です。

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最適化条件は、体積率 50% 以下で、コンプライアンス最小化です。

このあたりは説明を省くので、モデルを見てください。

トポロジーの DTPL カードです。

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HyperMesh 上では、こうです。

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上方向と下方向への抜けが切り替わる基準面は、最適化の間に自動的に決まるので、2個の節点は、向きさえ決まれば、どこの節点でも良いです。

こちらが要素密度 0.6 以上を表示したものですが、

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このように、途中で、上抜きと下抜きが入れ替わっていることが分かります。

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