MultiScale Designer 2025 でバッチ実行する例題


補足1, 結果ファイルの .json を確認
result_json フォルダにできている extact_ ではない json に結果が収められています。
本記事では詳細は省きますが、
- mdsMAT.json
- 材料マトリクスや、各ソルバー用の材料カードなど
- 弾性係数などの確認はこのファイル
- 材料マトリクスや、各ソルバー用の材料カードなど
- macroSim_forward_nonlinear.json:
- 引張試験に関するすべての状態量
- 応力ーひずみ履歴などを追いたいのならこのファイル
- 引張試験に関するすべての状態量
- summary_forward_nonlinear.json
- 最大応力など、一部情報の抜粋
となります。
補足2,
run.bat と result_json 内の extract_*.json ファイルはフルパスが指定されています。相対パスにしたり、他のフォルダを使うようにするのであれば、それらを変えます。
こちら run.bat を相対パスに変えた例です。HyperWorks や MultiScale Designer のインストールパスは絶対パスのため、私の環境でつくった .bat は皆さんの環境では動きません。そのため、スクリーンショットのとどめておきます。
また、こちらのパスを書き換えるのも良いですが、手間がかかりますので、もともとの絶対パスで作っておいてから、計算が終わったらフォルダごと、どこかに移動する、という実装でも良いのではないかと思います。
Comments
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なぜか前半部分が消えてしまいました。
はじめに
MultiScale 2025 を用いてバッチ実行する例題です。
例題1, GUI で設定しておいたものを実行する
GUI も実はバッチ処理をしています。ですので GUI で実行して、必要なファイルを作らせておいて、それを使って実行してみます。
設定はなんでもよいのですが、私は起動直後の画面のまま
後で見つけやすいように、繊維体積率に見つけやすい数値を入れておきました。
そしてデフォルト設定のまま、引張試験だけしてみました。
いろいろファイルができるのですが、必要なのはこの作業フォルダの
- 先頭フォルダの run.bat
- 先頭フォルダの .json
- result_json フォルダの extract_*.json
- 他の json は計算結果
です。
ですので、フォルダと json と run.bat のみを残して
run.bat を実行すれば、GUI で設定した計算ができます。
動作中のログが確認できるので、コマンドプロンプトが良いです。
GUI で結果も見れます。
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例題2, 設定を書き換えてみる
先頭フォルダの json を書き換えて 体積率を変えてみました。なおこのサービスで整形してみました。
run.bat を実行してみると、結果が変わるのが分かります。
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