/FRICTION カードを使って、部品間の摩擦係数を個別に定義する例題

始めに

/INTER/TYPE25 などの接触カードは、1カードにつき 1個の摩擦係数定義しかできません。部品ごとの摩擦が変わるときは、/INTER/TYPE25 などに /FRICTION カードを加えることで、部品ごとの摩擦の定義ができます。

本例題は、もっとも簡単な使い方を示す例題です。

お題

こんなお題です。

上の部品は摩擦がないので、滑り落ちますが、下の部品は摩擦が十分にあるので、一緒に動きます。

モデルのダウンロード

解説

https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/friction_starter_r.htm

最小の設定はこちらです。摩擦係数は Fric で指定していますが Ifric や C0-C6 の組み合わせの方は、それを指定します。

気色塗りの Fric は指定していない組み合わせがある場合に指定します。

ちなみに HyperMesh 上は Frictions に分類されています。

GUI はある意味とても単純なので、なんとなく分かると思います。

このように定義した /FRICTION カードの ID を /INTER/TYPE25 などの接触カードに適用します。

HyperMesh だと、下の方にあります。

この例題では、こうなっています。

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