/ANIM 出力要求から /H3D 出力要求に移行してみる例題

概要

私は Radioss の入門用の演習書 (ログインおよび enroll me というボタンを押す必要がある場合があります) を作成していまして、v2024 までは、アニメーション出力要求に /ANIM をお伝えしてきました。

一方で /H3D という、OptiStruct と同じ .h3d を出力する要求もあり、こちらの熟成がかなり進んできたと感じているので、最近は /H3D をお伝えすることが多く、演習書も 2025 からは /H3D にしようかと考えています。

そこで、本例題では、いままでのおすすめ /ANIM からだと、どの /H3D 要求がおすすめになるのかというのを示します。

テンプレート用の _0001.rad

/ANIM 用:

/H3D 用:

この中で、変位、接触圧力、シェルとソリッドの応力、シェルとソリッドの塑性ひずみ、を出力要求しています。

  • 出力時間
    • /ANIM/DT → /H3D/DT
  • 変位
    • /ANIM/VECT/DISP → /H3D/NODA/DIS
  • 接触圧力
    • /ANIM/VECT/PCONT → /H3D/NODA/PCONT
  • シェルの応力テンソル
    • /ANIM/SHELL/TENS/STRESS/ALL → /H3D/SHELL/TENS/STRESS/NPT=ALL
  • ソリッドの応力テンソル
    • /ANIM/SHELL/TENS/STRESS/ALL → /H3D/SOLID/TENS/STRESS/CORNER_DATA
      • 2次テトラで節点位置の応力が出るようになります。
  • シェルの塑性ひずみ
    • /ANIM/SHELL/EPSP/ALL → /H3D/SHELL/EPSP/NPT=ALL
  • ソリッドの塑性ひずみ
    • /ANIM/BRICK/EPSP → /H3D/SOLID/EPSP

HyperMesh の操作

基本的に私は、_0001.rad ファイルをコピーして、テキストエディタで編集して使っていますが、HyperMesh で操作するなら、まず、テンプレートの _0001.rad を読み込んで、それを編集すると良いです。

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