レボリュートジョイントのモデリング方法
altair_fukuoka
Altair Employee
使う要素とプロパティ
2 節点ばね要素と /PROP/KJOINT2 を使います。
/PROP/KJOINT2 の詳細はこちらです。
最低限の設定は Type=2 (レボリュートジョイントの指定) ですが、私は ScF = 0.01 も入れています。
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----| /PROP/KJOINT2/3 property1 # Type Kn ScF Cr sens_ID Skew_ID1 Skew_ID2 2 0.01 # Ktx fct_Ktx SDx- SDx+ Icomb_tx # Ctx fct_Ctx # Kftx FFx fct_ffx # Krx fct_Krx SAx- SAx+ Icomb_rx # Crx fct_Crx # Kfrx FMx fct_fmx #---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
ScF のデフォルトは 1.0 で、これはユーザーが指定した時間増分に対して最大のばね定数を Radioss が計算し、その ScF 倍(ここでは1.0 倍) のばね定数を採用します。これは個人の感想ですが、ばねの不安定性(または不安定性を不安に思う気持ち)を取り除くために、私は ScF=0.01 とすることが多いです。時間増分は、ばね定数の平方根で効いてきますので、ばねは、ぎりぎりの時間増分に対して 10倍の余裕を持って計算できることになります。
メッシュの注意
バネ要素の両節点は、必ず剛体 /RBODY のセカンダリ節点とします。他の有限要素に直接繋ぐとエラーになります。
v2021 から、任意の要素を直接つなぐことができるようになっています。
この辺りは実際にモデルをダウンロードして確認してみてください。
エンジンファイルの注意
ユーザー指定の時間増分からばね定数を決める特性上、必ず /DT/NODA/CST で時間増分または、許容質量増加率を指定する必要があります。下の例では質量増加 0.1% を許容
/DT/NODA/CST 0.1 1e-20 0.001
サンプルモデル
ダウンロード: rev_joint.7z
アルテアジャパン公式製品リンク
https://www.altairjp.co.jp/radioss/
お問い合わせ先
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