プリテンション用のバネ /PROP/SPR_PRE は fct_ID2 を用いて時刻でロックすることができますが、下図の様に、荷重を下げるカーブを作って、荷重がゼロになったらロックとあります。
荷重が本当に下がってしまったら意味がないので、ここがどのようになるか確認しました。
一本のバネをただただ拘束し、
fct_ID2 にはこのように与えます。
この状態で /TH/SPRING で要素力を確認すると、次のように下がるタイミングで頭打ちとなりました。
まとめ
下がるタイミングで頭打ちになるため、ちゃんとプリテンションは残ります。
自分で試してみたい方は添付ファイルをご利用ください。
追加情報: この例題での /PROP/SPR_PRE の設定
ちなみに、この例題は M, fct_ID2 と Stif1 だけで作っています。一番簡単で十分なのではないかと思います。
https://community.altair.com/home/leaving?allowTrusted=1&target=https%3A%2F%2Fhelp.altair.com%2Fhwsolvers%2Fja_jp%2Frad%2Ftopics%2Fsolvers%2Frad%2Fprop_type32_spr_pre_starter_r.htm
追加情報: ほかのバネを並列に入れることについて
ヘルプの Example などで /PROP/TYPE13 などを併用しているものがありますが、これは、自由度 23456 をロックするためです。/PROP/SPR_PRE は 1軸のみの自由度なので、他の自由度には、くねくね動いてしまうからです。