SimSolid:バッチモードを使用した計算
バッチモードについて
SimSolidではJavaスクリプトを作成し、バッチモードでスクリプトを実行できます。
〇バッチモードについてのヘルプ
https://help.altair.com/ss/ja_jp/topics/simsolid/get_started/command_line_simsolid_r.htm
本ナレッジにて簡単な片持ち梁の計算を行います。ダウンロードはこちら
バッチモードで現在可能な解析は以下です。
・固有値解析(拘束なし)
・線形静解析(複数荷重ケース) → 力、リモート荷重、スポット変位を指定可能(.csvからインポート)。フェイスに対しては不可
スポット変位を0とすることで拘束設定可能
・慣性リリーフの使用
添付ファイルの概要
data.zipには下記の内容が格納されています。
・box1000_50_25.ssp → バッチモードで計算した結果が含まれるファイル
・box1000_50_25.stp → CADモデル
・DatumPoints_box.csv → データム点(結果を見たいポイント)
・Import_forces_spot_disp.js → Javaスクリプト
・Import_loads.csv → 荷重条件
※荷重条件は.csvからインポートされますので座標値と荷重値を記載した.csvが必要です。また、座標での指定です。
・log.txt → ログファイルです。
・spot_disp_box.csv → 変位を指定できます。今回のモデルでは拘束を設定するために変位0を設定しています。 ※座標での指定です。
・実行.tx → コマンドプロンプトにてスクリプトを実行するテキストです。
・スクリプトの中身.pdf → Javaスクリプトの中身を説明した資料です。
〇力、リモート荷重、スポット変位インポートに関してのヘルプ
https://help.altair.com/ss/ja_jp/topics/simsolid/pre-processing/load_import_from_csv_t.htm
サンプルモデルによるバッチモードの計算の流れ
計算の実行をしていきます。
上図の片持ち梁を計算していきます。
フェイスを指定しての完全拘束を設定できないので、csvから座標を指定して変位を0にすることで
拘束のように設定しています。荷重もcsvから座標を指定して、設定しています。
手順
1. data.zipから.logと.ssp以外をコピーしてください。
2. 実行.txtに記述されている内容をコピー&ペーストでコマンドプロンプトにて実行していただくと、.sspが作成されます。
3. 作成できましたらSimSolidにて.sspを読み込むと結果を確認できます。
※v2023から、スクリプトに下図の記述が必要です。
globalやcustomも指定できます。