機構解析と構造解析の連成シミュレーションの例題を公開しました
機構解析と構造解析の連成解析の例題を公開しました。
MotionSolveとOptiStructの非線形過渡応答解析を連成させることで、弾性体接触や塑性・超弾性・粘弾性などの材料非線形を含む複雑な構造変形を考慮したマルチボディシステムの全体挙動が解析可能です。
本例題では、走行中に燃料タンクが路面と干渉する場合の車両シミュレーションを取り扱っています。燃料タンクは路面との接触により変形し、この変形は大きく塑性変形する可能性があります。本機能ではこのような現象を調べることができます。
車両全体をMotionView/MotionSolveでモデル化し、燃料タンクと路面との接触をOptiStructでモデル化しています。MotionSolveで車両全体の運動を計算しながら、同時に、OptiStructで燃料タンクの塑性変形、弾性体接触を計算しています。MotionSolve / OptiStruct 2つのソルバの連成解析によりこれらを実現しています。
概要解説・結果アニメーションは下記動画をご参照ください。
引き続き、設定手順書の簡単な解説は下記をご参照ください。
Altair Composeのスクリプトで、MotionSolve / OptiStructの連成部分のインターフェースを自動で作成しています。セットアップ時のエラーを低減できます。
(AltairOneへのサインインが必要です)
本機能はHyperWorks2020.1にて試験的にリリースされた機能です。現在も開発チームによってテストされており、今後のバージョンでのさらなる性能向上が期待されます。このソリューションにより、多くの新しい現象を調べることができるようになりますので、本機能は試験的リリースですが、例を挙げて紹介しました。
Comments
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MotionView2021よりGUIにて簡単に連成解析の設定が可能です。
制限事項がありますので、こちらの手順のほうが汎用的ですが、設定は簡単です。
下記で操作動画公開しております。
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