利用端末からManaged(旧名称Hosted)ライセンスの参照設定方法(コマンド編)
Managed License(クラウド方式のライセンスシステムで、お客様の社内でライセンスサーバーなどを設定していただく必要がない点と、ライセンスの更新作業が不要な点が特徴)でご契約のお客様が、ご利用端末からManaged Licenseを参照するように設定していただく際のコマンドプロンプトを用いた手順をご説明いたします。
GUIを用いた設定をご希望の場合は、こちらのリンク先をご参照下さい。
Inspireや、SimLab、HyperWorksなどの弊社統一UI(リボンUI)製品では、製品起動時に下図のような画面が表示されます。
この画面が表示される場合は、Altair Oneのユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力してアクティベートボタンを押すと事で、下記の操作をスキップできる可能性があります。
上図の画面が表示されないもしくは、アクティベーションに失敗する場合は、下記の内容を実施してください。
①Altair Oneのトップページから、「Profile」を選択します。
②「Authorized Machines」タブを選択します。
③「Generate Auth Code」ボタンを選択します。
※③の選択時に正しく表示されないことがあるため、「Google Translate」の日本語表示は利用しないで下さい。
④⑤コマンドプロンプトを起動します。Managedの紐付けをどこまで有効にさせるかにより、少し手順が異なります。
・ご利用PCで現在ログイン中のアカウントでのみManagedライセンスを参照させたい場合、オレンジ色の手順番号をご確認下さい。
・ご利用PCを使用する全ユーザーアカウントでManagedライセンスを参照させたい場合、この色の手順番号をご確認下さい。
⑥「cdコマンド(チェンジディレクトリ)」などを用いて、「almutil.exe」がインストールされているフォルダへ移動して下さい。
・一般的なクライアントPCの場合:<Altair製品インストール>/<バージョン名>/security/bin/win64/
⇒例:C:/Program Files/Altair/2021/security/bin/win64/
・ライセンスマネージャもインストール済みの場合:<Altair License Managerインストール>/bin/
⇒例:C:/Program Files/Altair/licensing14.5/bin/
⑦下図の赤枠に表示されているコードを用いて、『almutil.exe -hhwuauth -code <コード>』を実行して下さい。
・ご利用PCで現在ログイン中のアカウントでのみManagedライセンスを参照させたい場合、オレンジ色の手順番号をご確認下さい。
・ご利用PCを使用する全ユーザーアカウントでManagedライセンスを参照させたい場合、紫色の手順番号をご確認下さい。
※Proxy設定が必要な場合は、下記のように2行に分けて実行してください。
1行目:almutil -proxy -host <ホスト> -port <ポート> -user <ユーザー> -passwd <パスワード> -system
2行目:almutil -hhwuauth -code <コード> -system
⑧「Successfully authorized this machine with the Managed Licensing system」と表示されれば成功です。
以上で設定完了です。実際に製品の起動をお試し下さい。
なお、Managedライセンスのみをご利用いただく場合は、「ALM_HHWU=T」の環境変数設定をオススメ致します。
環境変数の設定内容 |
| ライセンス取得の動作イメージ |
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ALM_HHWUの環境変数設定なし |
| オンプレミス ⇒ Managedの順にライセンス取得 |
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ALM_HHWU=F |
| オンプレミスライセンスのみ取得 |
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ALM_HHWU=T |
| Managedライセンスのみ取得 |
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ALM_HHWU=R |
| Managed ⇒ オンプレミスの順にライセンス取得 ※v2023以降のバージョンから有効です。 |
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※「ALM_HHWU=T」を設定することで、Managedライセンス取得に係る時間が早くなります。
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Managedライセンスグループに関する説明ビデオを投稿します。
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