Activate で製造工程や検査工程の通過日数をシミュレーションしてみた。
altair_fukuoka
Altair Employee
ざっくりした内容
ある工程の、一日当たりの製造または検査能力を C [個/秒] とし、工程にしかかっている製品の数を Y とすると、これは時間に対する常微分方程式で
Y' = -C
とあらわすことができます。積分の形であれば
Y = -∫Cdt + Y0
(Y0 は初期値)
今回は C を C=C(Y) つまり、能力自体がしかかっている数の影響を受けるようにしてみています。何事も、もっとも能力を発揮できる数と言うものがあると思います。イメージとしては次のようなものです。
さらに、現場では、さまざまな予期しない状況、例えば停電だとか、物流の遅延だとかで、やはり唐突にパフォーマンスが減少してしまうことがあると思います。それについては乱数で評価しました。
最終的に出来上がったモデルはこうです
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改良してみました。
- OML Block よりも高速で分かりやすい OML Expression に変更しました。
- 式に *(u1>0) を加えました。これにより u1=<0 (u1 はこの式の中では、残りの数を示す) において、式が 0 となり、処理が止まります。前回のように、一工程では問題ないのですが、多工程にする場合、残りがなくなったら処理を止めないと、際限なく次の工程に送り込まれ続けることになってしまう、という物理的におかしなことになってしまいます。
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さらに多工程 (5工程) にしてみました。添付ファイルと動画で確認ください。
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