サンドイッチ板の補強構造最適化事例
AltairNakagawa
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5mm間隔の上板と下板の間に設定した中板にビードを発生させて剛性を最大化する事例です。
固着条件は最適化の進行に伴って更新されますので、中板に発生したビードは上板または下板と固着します。
・中板を下板の近傍(1mm)に設置し、中板をスレーブ、上板と下板をマスターとする固着条件(CONTACT FREEZE)を設定
・中板にはZ方向(上板に向かう方向最大高さ3mm)にビードを生成するよう設定
・ビードの生成条件としてX方向にlinear条件を設定
・中板の隅三点を単純支持し、残りの一点にZ方向荷重を負荷
・DOPTPRM,DELSHP,1.0(HyperMeshではAnalysis > optimization > opti controlで指定)で初期移動量を限度幅いっぱいとすることで上板と固着するところまで形状を変化
・コンプライアンス最小化(剛性最大化)の最適化計算を実施
固着条件の探索距離(CONTACTのSRCHDISで指定)を1.3mmと設定しているので、初期段階では中板は下板と固着していますが、ビードが生成されて上板との距離が1.3mm以内になった部位は上板と固着します。
探索距離はデフォルトでは平均要素長の1/2なので、そのままでは明確なビード形状が得られないことがあるため上記のように調整しています。モデルによって適正値は異なると思われますので適宜ご調整ください。
2017.2.2以降の新しいバージョンでお試しください。
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