シミュレーション関連の技術リソースとディスカッションのためのスペース。
始めに 私は、アルテアの技術者ですので、新しい HyperMesh もこれまでの HyperMesh もどちらも日々使っております。そのような毎日の中で、これまでの HyperMesh を使う際に、「あれ?これ、こうできないんだったっけ?」と感じる部分があります。それはつまり、新しい HyperMesh の触り心地の良い部分であるといえます。 本記事では、そういった新しい HyperMesh の触り心地の良さについて、私自身が感じていることを紹介します。文章にすると、次のように、内容が全く伝わりませんので、動画で説明します。 * エンティティ選択がやりやすい * 対象を選んでから行動に移れるのがやりやすい *…
Altair HyperGraphを用いると簡単にオクターブバンド処理が行えます。 HyperGraphで横軸周波数、縦軸振幅のグラフをプロットします。 たとえば、data.csvをプロットすると、下記のグラフが表示されます。 画面右のPlot Browserでカーブの右クリックメニューのAdd Stackmath Operationを選択します。 開いたウィンドウにて、octaveを選択し、Parametersを選択してOKをクリックします。 オクターブバンド処理したグラフが表示されます。 使用ソフト Altair HyperGraph
この記事では、Altair Driver使用時に解析途中でMOTIONを無効化する方法を紹介します。 通常のシミュレーションでは、<Deactivate/>コマンドを挿入して、解析途中でMOTIONやJOINTを無効化することができますが、Altair Driverのシミュレーションでは内部でユーザーサブルーチンで定義されているため、<Deactivate/>コマンドの挿入ができません。 代わりに硬いばねで剛性支持を行い、剛性を時間の関数とすることで、計算初期からある時刻まではジョイントをロックし、ある時刻でジョイントのロックを解除することができます。 Translational Joint / Revolute Joint /…
はじめに HyperMesh の節点を動かすモーフィングは、手軽に使える反面、下図の左側のように、モデルの一部だけ伸縮してしまったりと、使い方に悩む時があります。そのようなときは、ドメインという機能を使うと、ドメインの中でメッシュをいい感じに慣らしてくれるので、全体的にきれいにモーフィングできます。 (クリックで拡大) デモ動画をご覧ください。 デモ動画 動画ファイル .mp4 のダウンロード KB0124495_ドメインを使ったなめらかなモーフィング.mp4 デモに使っているモデルのダウンロード model01.hm 参考情報 ドメインとも相性のよい、ジオメトリへのフィッティングによる万能なモーフィング手法…
はじめに HyperMesh のモーフィングには様々な手法がありますが、中でも、ラインやサーフェスに、メッシュ形状をフィッティングさせる手法は非常に万能です。 形の性質を変える(丸から角へなど)、長さを変える、角度を変えるといった、モーフィングにはさまざまな目的がありますが、どのような場合でも、変化が起きた後のラインやサーフェスを別途用意すれば、全く同じ手筈で利用できるため、覚えなくてはならないことが少なく、私ももっぱらこちらの手法を利用しています。 この手法は、HyperMesh 2023 メッシュエキスパート編 トレーニングビデオの 4節でも取り上げられている手法です。…
始めに HyperMesh では、FEM を FEM としても扱えるし、ジオメトリとしても扱える FEジオメトリという機能があります。フェースを分割したり、長いエッジを節点共有かける場合など、ジオメトリとして扱う方が容易である場面で、活躍する機能です。 HyperMesh 2023.1 での操作デモをご覧ください。 デモ動画 動画ファイル .mp4 のダウンロード KB0124489_FEジオメトリのデモ_v2023.1.mp4 また、少し UI が 2023.1 とは異なりますが、2022 でより詳しい説明、デモを行っている記事があるので、こちらもご参照ください。…
始めに HyperMesh には中立面を作る機能として Midsurface という中立面のサーフェスジオメトリを作る機能と、Midmesh という中立面にシェルメッシュを貼る機能があります。 もともと HyperMesh には Midsurface がありましたが、ジオメトリの曲線、曲面にはどうしてもねじれなどの不正の発生が起きる場合があり、引いては、大きな面の抜けがおきるなどの可能性があるのですが、単純な 4角形や 3角形のメッシュであればそのような不正は起こりえず、出来上がる中立面も、まんべんなく良いものができるということで、後から開発されたものになります。 HyperMesh…
1. はじめに 熱荷重を受けてたわむ樹脂板について、重力、材料の温度依存性、クリープを考慮してシミュレーションするサンプルモデル(右側のinput.fem)になります。 2. 要素 MATVPはソリッド要素対応になります。 以下のように4mmヘキサ要素で板厚方向3層としてメッシュ作成しています。 要素タイプ ヘキサ メッシュサイズ 4 mm 節点数 14484 要素数 10500 3. 境界条件、解析条件 CNTNLSUB YESにより以下の計算を連続して実行します。 ・Subcase1 加熱 20度→85度 10分 ・Subcase2 85度キープ 90分 VISCOによりクリープ発動 ・Subcase3 85度→20度冷却 30分 4.…
本記事では、Inspireで作成した機構モデルをMotionViewで使用する場合の注意点を説明します。 下記記事で作成したモデルを例に説明します。 箱詰めしたボトルの輸送時のダメージを評価したい - Inspire Motion - Altair Products - Altair Community 1. Inspireで作成した機構モデルをMotionViewでそのまま使用する InspireのMotionメニューのMotion Run Settingを開きます。 Export -> MotionViewでUnit Settingで出力する単位系を指定した後(MMKS推奨)、Export .MDL…
始めに 変形図やコンター図など、結果を立体的に、色で分かりやすく見るのは HyperView が便利ですし、グラフを描くなら HyperGraph が便利ですが、ただただ結果の数値を拾いたいというのであれば、以外にも HyperMesh の Result Query が便利です。 例えばサブケースが2 こある結果で、両サブケースの全節点の変位値と全要素のミーゼス応力を取りたいとします。HyperView だと、 1, サブケース 1 の変形コンターを描く 2, クエリ―パネルで値を拾う 3, サブケース 2 の変形コンターを描く 4, クエリ―パネルで値を拾う 5, サブケース 1 の応力コンターを描く 6, クエリ―パネルで値を拾う 7,…
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