【静岡大学SUM】4月・5月の積層構造解析の進捗
こんにちは!
静岡大学学生フォーミュラチームSUMです.
今回は,4月と5月に取り組んだ,Altair Radiossを使ったカーボンパーツの積層構造解析についてご紹介します.
私たちは,引き続きサンドイッチパネルの3点曲げ試験を想定し,モデルの作成と解析を進めました.
【モデル作成の手順】
先月作成したモデルとメッシュをもとに,治具にはシェル,試験片には複合材料としてのプロパティを指定しました.
次に,各層の相対厚みや繊維方向を含めた積層構成を入力しました.
その際,3種類のマテリアルを作成し,それぞれの層にそれらのマテリアルを指定しました.
その後,
・治具の拘束
・治具と試験片の接触
・試験片には0.01secで19mmの強制変位
といった条件を与えて,解析を実施しました.
【解析結果】
非線形特性を考慮するため,今回はAltair Radiossを用いて解析を行ないました.
その結果,試験片が曲がる様子が確認できました.
画像①:へこんでる試験片
また,荷重-変位曲線の出力にもチャレンジしました.
画像②:グラフ
【今後の課題】
モデルの確立を目的としていたため,今回の解析では,材料の特性値に適当な値を入力しました.
今後は,弊チームが実際に扱う材料の特性値を用いて,解析を行なっていきます.
今後も,新しい試験モデルの作成や,よりよいカーボンパーツの設計・製作に取り組んでいきますので,応援よろしくお願いいたします!
画像① へこんでいる試験片
画像② グラフ
Find more posts tagged with
Comments
Sort by:
1 - 1 of
11
投稿ありがとうございます!
カーボンパーツの改良、車両のパフォーマンス向上につながるといいですね。
検討の知見はチームの財産になると思います。