学生・教員が質問や情報交換を行うスペースです。
部品設計において軽量化と強度の両立を目指す方にとって非常に役立つ「ブレーキペダルの構造解析と最適化」の手順を、順に解説します。学生フォーミュラ、ソーラーカーやエコランなどの車両開発のみならず、様々な部品の構造解析、最適化にお使いいただけます。 市販のアルミ角パイプを使ったブレーキペダルをもとに、CADデータの読み込みから、設定、解析、最適化を経て、CADデータの書き出しまでを以下の手順で進めます。 1. 初期設定 2. CADデータの読み込み 3. 基本操作 4. 解析の設定 5. 境界条件の設定>解析実行 6. 解析結果の確認 7. トポロジー最適化の設定と実行 8. CADデータの書き出し ◆モデルデータ&手順書…
学生団体Innovators of Blue Ocean 自律運航船チームの田口です。 チーム支援金プロジェクトのサポートを得て、ノルウェーの自律運航船学生大会Njord Challenge(2025,8月開催)を目指しています。 まず初めに、チームの進捗です。 先日、大会に向け、設計しておりました本番機を製作を完了し、組立テストとセンサーとミニPC上で動くプログラムによる状況認識ソフトのテストを行いました! 大会は8/4からスタートし(8/5~8/8は大会会場での調整可能期間)、水上での競技は8/11~8/14に行われます。 ハードウェア・ソフトウェアともに修正点が見つかりましたので、現在最終調整を行っています…
大阪公立大学小型宇宙機システム研究センターの清水です。 現在私たちが開発している人工衛星【OMUSAT-Ⅲ】では、軌道上での膜の形状計測をミッションとしています。そこで、このミッションを行う部分を製作し、地上試験を行う準備をしています。現在はCADで3Dモデルを作る→3Dプリンタで印刷する→膜、カメラ、プロジェクタ(計測のための格子投影に用いる)を合わせて計測できるかを確かめるといった形で進めています。以下がその現時点での3Dモデルと実際のモデルです。 モデルの左側がプロジェクタ(格子ガラスとLEDを設置)、右側がカメラ、真ん中側が膜の展開機構です。また、モデルの全体は以下のような感じです。…
こんにちは! 静岡大学学生フォーミュラチームSUMです. 今回は,6月と7月に取り組んだ,Altair Radiossを用いた,鋼管の構造解析についてご紹介します. 先月までに作成したカーボンパーツの積層構造解析を応用し,鋼管パイプの3点曲げ試験のモデルを作成しました. 【目的】 8月以降に,実際にパイプを用いて材料試験を行なう予定です. そのため,解析結果と実験結果を比較することで,よりよい解析モデルの作成に挑戦したいと考えています. 【モデル作成の手順】 まず,パイプと治具を再現し,メッシュを作成しました. 次に,治具の拘束,治具とパイプの接触を作成しました. その後, ・パイプと治具それぞれのMaterial…
【PJについて】 学生団体Innovators of Blue Ocean 自律運航船チームの田口です。 チーム支援金プロジェクトのサポートを得て、ノルウェーの自律運航船学生大会Njord Challenge(2025,8月開催)を目指しています。 先日、大会運営に提出する進捗レポートを基にした審査で本戦出場が決定しました!チームとしての初年度ではありますが、大会に向かう準備はかなり進んできました。 現在は、大会に出場する本番機の詳細設計~製作や制御システムの個別要素の検証を行っています。 【旋回運動シミュレーションについて】 さて、前回の進捗レポートでは、MotionSolveとTwin…
人工衛星【OMUSAT-Ⅲ】に搭載予定の通信機である302Aが、以前は動きませんでしたが、通信機周波数設定用のプログラムが入っていなかったことが原因だと分かり、現在では仕様どおりの動作をしています。以下の写真は実際に通信機から発射された電波のスペクトラム(周波数ドメイン)です。 また、実際に電波が出たので今回の衛星のサブミッションであるSSTVの送信実験も行いました。以下の写真が送信された画像です。 以上が衛星プロジェクトの主な進捗です。
こんにちは! 静岡大学学生フォーミュラチームSUMです. 今回は,4月と5月に取り組んだ,Altair Radiossを使ったカーボンパーツの積層構造解析についてご紹介します. 私たちは,引き続きサンドイッチパネルの3点曲げ試験を想定し,モデルの作成と解析を進めました. 【モデル作成の手順】 先月作成したモデルとメッシュをもとに,治具にはシェル,試験片には複合材料としてのプロパティを指定しました. 次に,各層の相対厚みや繊維方向を含めた積層構成を入力しました. その際,3種類のマテリアルを作成し,それぞれの層にそれらのマテリアルを指定しました. その後, ・治具の拘束 ・治具と試験片の接触 ・試験片には0.01secで19mmの強制変位…
Windows PCに初めてAI Studioをインストールする場合 まず、「無償学生版Altair Student Editionのインストール~アクティベート、日本語表示設定手順」を参考に、学生ライセンスを入手してください。 その後、AI Studioを起動すると、ライセンス契約に同意するよう求められ、同意するとライセンスが付与され、動作するようになります。 AI Studio(旧RapidMiner Studio)を使用したことがある場合 過去にAI Studioをインストールして使用したことがある場合、または以下の「Select…
こんにちは!静岡大学学生フォーミュラチームSUMです! 今回は、2月と3月に取り組んだAltair OptiStructを使ったカーボンパーツの積層構造解析についてご紹介します。 私たちは、以下の画像のようなサンドイッチパネルの3点曲げ試験を想定し、解析を進めました。 この試験は、カーボンパーツの強度や剛性を評価するために重要なものです。 【解析の手順】 まず、試験片と治具を再現しました。 試験片にはHyperLaminateを使って積層構成を設定し、実際の試験と同じような形状を再現しました。 また,治具にはシェルメッシュ要素、試験片にはヘキサ要素を作成しました。 そして、 ・治具に剛体を作成 ・拘束条件と強制変位を適用…
2025年3月29日に和歌山県の加太で行われた共同打ち上げ実験で、当センター内のハイブリットロケット2号機となる「翠」の打ち上げに成功しました。 このロケットは2024年9月に打ち上げられたハイブリットロケット初号機「東雲」から得られた課題である、 ・パラシュートをきちんと展開する ・飛んでいる最中のデータ(加速度、GPS)などを測定する を達成するために開発されたものです。 また、「東雲」ではロケットの組み上げが難しく整備もしにくいといった問題がありましたが、機体を3つに分割したり、PAコネクタを用いて基板間の配線をまとめるようにすることによってこの問題を解決することに成功しました。…
学生団体Innovators of Blue Ocean 自律運航船チームの田口です。 チーム支援金プロジェクトのサポートを得て、ノルウェーの自律運航船学生大会Njord Challenge(2025,8月開催)を目指しています。 現在は実験用の検証機の製造を終え、大会に出場する本番機の開発を行っています。具体的には、以下のようなことを行っています 現在の作業内容 仕様書の策定(大会が発表しているルールなどから要件の整理をする) センシングや画像認識技術の習得・開発 バッテリーマネジメントシステムの開発・テスト CNCによる船体製作技術の習得・開発 基本設計の準備 その中で、基本設計の準備の一つとして、MotionSolve Twin…
There's a wealth of content waiting for you to explore! Need support or have a question? Login or join our community.