始めに
OptiStruct では、MAT1 で線形特性を定義しますが、MATT1 を追加することで、温度により変化させることが可能です。
本記事では、その1例として、ヤング率 E に温度依存性を持たせてみます。
MATT1 カードの説明
リファレンスはこちらです。
T(E) などは温度依存性を持たせたい項目のみ指定します。無指定の項目は MAT1 の値をそのまま使用します。
例題
ダウンロード:
フォルダが2個あるのは、温度違い (300K と 600K) です。
10x10x1mm のシェル要素に 20% 引張試験を行います。
ヤング率 E は E=1000MPa at 300K, E=1Mpa at 600K とします。
つまり 300K では最終応力は 20MPa, 600K では 0.2MPa になるはずです。
MATT1, TABLEG はこのようになります。私は見た目にわかりやすく、テキスト編集もしやすい TABLEG を好んで使いますが TABLEM シリーズでも良いです。
温度は TEMP の 2が 300K, 3 が 600K であり、
300K のモデルでは、初期温度 300K, 最終温度 300K、600K モデルは初期温度 600K、最終温度 600K としています。
最終応力です。期待通りの応力を得ることができています。
補足
弾塑性材料で、塑性部分に温度依存性を持たせる例は (MATS1 利用) はこちらです。
こちらは、本記事の例と組み合わせる、つまり MAT1+MATT1+MATS1 という材料モデルにすることも可能です。