始めに
本記事では、1要素だけのシンプルな軸対称モデルの例題を提示します。
例題
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このようなモデルです。単位系がある方が説明が便利なところがあるので ton, mm, s (圧力は MPa) としてみます。
要素は(見た目)四角形なら CQAXI, 三角形なら CTAXI です。本モデルは CQAXI です。
HyperMesh で普通にメッシュを切ると CQUAD4, CTRIA6 などになるので、変更が必要です。
要素は XY 平面上、Z=0 上に配置します。
X=0 が回転軸になるので、作業中はラインでも引いておくと分かりやすいかと思います。
おそらく SPC で強制変位や、FORCE で節点に力を与える場合は、皆さんが悩むことも無いと思ったため、圧力を与えてみています。圧力は、普通の 3D 解析なら面に与えますが、2D 解析だと、見た目上の要素のエッジに与えなくてはいけませんので、普段とは違ってきます。
圧力は PLOADX1 カードです。
このモデルでは、要素1 の節点5 に 100MPa, 節点4 に 100MPa という圧力をかけています。
HyperMesh 2025.1 でやってみたところ、要素ID と2個の節点 ID の代わりに、エッジサーフェスを指定するような形になっていました。
もちろん、 .fem には、先ほどの PLOADX1 フォーマットになっています。
流すとこのような結果となります。