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題名の通りなのですが、面対称モデルの対称面に RBE3 を付けても、フルモデルから期待するような振る舞いにならないですし、もちろん、フルモデルと結果も違います。
例題を通じて、そのことを理解していきます。
RBE3 に関する記事はこちら。
ダウンロード:
このような単純なモデルの線形静解析です。フルモデルは、なるべく対称になるように、ハーフモデルのメッシュを反転コピーして作っています。
まず、変形図を見てみます。見た目にコンターの色の付き方が違います。ただの線形静解析なので、数値誤差、で済ませられるような違いではなさそうです。
RBE3 がどのように力を割り振ったのかを見るために GPFORCE 出力要求をしてあります。
RBE3 は中身的には MPC と呼ばれるものなので MPC Force ベクトルを見てみます。
フルモデルは 8節点に、きっかり 1250N ですので、1250 x 8 = 10000N です。
では、ハーフモデルに対して、皆さんはどのような分布を期待するでしょうか?当然、元のモデルのハーフモデルなのですから、次のような分布を期待すると思います。
しかし、残念ながら、これが現実です。対称面の列にしか、力は分配されません。
そうしないと、入力条件として与えてもいないモーメントを勝手に発生させることになってしまうからです。
対称面ラインからずれたところに力を分配すると、モーメントが発生してしまうなら、なぜフルモデルでは、ずれたところにも分配されたのでしょうか?
それは右回りのモーメントと左回りのモーメントが打ち消し合ってゼロになるからです。
面対称条件の対称面に RBE3 を使うことはできない
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