Radioss で 2節点間の距離を履歴グラフに出す tips
altair_fukuoka
Altair Employee
始めに
2節点間の距離は HyperView でも測れますが、場合によっては履歴グラフとして出したい場合もあると思います。その場合の tips を紹介します。
方法1: 局所座標系で節点座標を出力する
節点の座標を移動・回転する局所座標系 (/FRAME/MOV) を基準に出力することです。
このようなモデルで、強制変位と拘束の距離を測定してみます。
分かりやすく、ばね定数を 0 にしているので、初期に対して √2 倍 の長さになります。
そして、移動、回転する座標系 /FRAME/FIX を作ります。このとき、1,2番目の節点は、かならず距離を測定したい節点を選びます。選んでいないと、2節点の動きに追従できません。
これで、移動している節点の座標を /TH/NODE の XYZ で出力すれば X座標の値が長さそのものになります。
方法2: ばね要素の長さを出力する
実は方法 1 の説明の際に、すでに方法 2 の説明もほとんど終わっていました。要は、測定した2節点に、解析の邪魔にならないような特性のばね要素を配置し、ばね要素の長さを出力すればよいのです。これは /TH/SPRING の DEF 要求で LENGTH として出力できます。
当然ですが、こちらもちゃんと√2 倍になっています。
例題モデルのダウンロード
この例題に /TH/NODE も /TH/SPRING もどちらも定義ずみです。
Tagged:
0