接触インターフェースについて (4)汎用接触インターフェースType24
Altair_Ichikawa
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板物の接触であれば、板厚相当のギャップを与える事で、Type7インターフェースでほぼ全ての問題をカバーできますが、ソリッド同士の接触の場合、Type7インターフェースではギャップ相当の初期隙間を常に与える必要があり、密着しているソリッドのモデル化には不便です。そこで、ギャップ0が可能なソリッド用の接触インターフェースとして開発されたのがType24です。このインターフェースではソリッドに対しては0ギャップがデフォルトで、シェルに対しては板厚相当のギャップが考慮されます。ペナルティ法に基いた接触インターフェースですが、ペナルティ剛性は一定で、接触によるΔTの低下はおきません。
接触の定義にはサーフェス1、サーフェス2、節点グループを用いることができ、
サーフェス1+サーフェス2:サーフェス対サーフェス接触
サーフェス2+節点グループ:サーフェス対節点接触
サーフェス1のみ:シングルサーフェス接触
を定義できます。オプションInacti=-1とすることで圧入の問題に対応することも可能です。
Radioss 2017.2からは、新しいオプションIedgeが追加され、Iedge=1とすることで、エッジ接触にも対応できるようになりました。このオプションを用いると、ソリッドではEdge Angle(デフォルト135度)以下の要素の辺がエッジとして認識され、Type11同様、エッジ同士の接触が取り扱われます。なお、このオプションはHyperMesh2017.2の段階ではまだ対応できていないため、現状、設定には入力データのテキスト編集が必要です。
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