接触インターフェースについて (3)エッジ接触インターフェースType11
Altair_Ichikawa
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板構造であれば構造全体にType7インターフェースを設定する事で、多くの場合、接触の問題は十分に対応できますが、Type7インターフェースは、あくまでも面と点の接触であるため、シェルのエッジやとがったソリッドの先端が接触するような場合、面と点はまだ接触していなくても、要素同士で見ると貫通が生ずることが起こり得ます。これに対応するエッジ接触がType11インターフェースです。
Type11インターフェースでは線(エッジ)と線(エッジ)の接触を取り扱います。線と成り得るのは、ビーム、トラス、スプリングといった線要素と、シェル、ソリッドの辺(エッジ)です。
接触のアルゴリズムとしては、線と線の接触である、と言う点を除けばType7と同じです。各線からギャップを考慮し、線同士の距離がその範囲に入ったときに接触と判断されます。こうして、シェルのエッジ同士等の接触を取り扱うことができますが、接触の相手の検索の効率がType7程は高くないため、Type7のように全体に与える、といった事はせずに、エッジ接触が起こりそうな部分のみに設定するようにします。
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