接触インターフェースについて (2)汎用接触インターフェースType7
Altair_Ichikawa
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現在、Radiossの接触において、特にシェル同士やシェルとソリッドの接触において、最もよく用いられているのが、このType7接触インターフェースです。
Type7接触インターフェースは、サーフェス-節点接触タイプに属する接触インターフェースですが、その法線を定義するのではなく、そのセグメント周りにGapを設定し、そのGap内にセグメントを構成する節点以外のスレーブ節点が入った時に接触と判断します。こうしたアルゴリズムとする事により、一つの接触インターフェースで両側からの接触を取り扱うことが可能で、また、スレーブ節点群にはマスターサーフェスを構成する節点自身を与えることも可能です。従って、自己接触も可能で、さらに、シェルで構成された、例えば車体全体を一つのマスターサーフェスと一つのスレーブ節点群とした全体接触インターフェースとして与えることも可能です。
このように、古典的なインターフェースよりもはるかに効率化された接触インターフェースですが、Gap内にスレーブ節点が入った段階で接触と判断する、というアルゴリズムの関係上、このGapの値は0にできないことには注意が必要です。例え0を与えたとしても、板厚や要素サイズから自動的に0ではないGapの値が計算され、適用されます。
また、接触と判断された節点がマスターサーフェスを貫通することが無いように、貫入量が大きくなるほど接触剛性が大きくなる非線形剛性が適用されます。この点の詳細については、Radiossユーザーズガイド->よく有る質問->接触インターフェース:
インターフェースタイプ7に対する初期インターフェース剛性はどのように計算されますか?
をご覧ください
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