Inspireの締結を理解する
Inspireの締結がOptiStructソルバー使用時にどのようにFEモデリングされるのかをご説明します。
SimSolidソルバーに関しましては、次の記事をご確認ください。→InspireのSimSolidソルバーを使用する際の注意点
モデリング方法
ナットとボルト
ねじ
(最後のパートにおいて側面全ての節点がRBE2に結合されます。)
グラウンドに固定されたボルト、グラウンドに固定されたねじ
こちらは各締結の終端にサポート(SPC)を定義します。
ボルト、ねじの径
ボルト、ねじの径は指定した穴径のうち小さいものが反映されます。
ボルト、ナットのやねじ頭のRBE2の直径は、このボルト径の2倍となります。
また、ボルト径と指定した材料特性が、CBARに入力されます。
(プロパティエディター、もしくは締結テーブルから指定します。)
カスタマイズ
このボルトやねじの詳細は変更することができます。
インストールフォルダにあります設定ファイルであるInspireFiniteElementRealization.xml
例:C:\Program Files\Altair\2022.2.1\Inspire2022.2.1\hwx\config\freedom\InspireFiniteElementRealization.xml
にあるFastener nameで対応する締結タイプを選択し、値を変更することで可能です。
例:ナットとボルト
RadiusScaleでRBE2の径の倍率を指定できます。
また、中間層のスパイダーをRBE2でなくRBE3でモデリングしたい場合はWasherElemTypeでRBE3を指定します。
ボルト締結による接触面圧を調査したい場合は、応力がまだらに分布することがあり、RBE3 で解決することがあります。
*ただしInspire上でのCADモデル形状(見た目)には反映されませんのでご注意ください。
*編集する場合は元のファイルをコピーなどして残しておいてください。
その他
V2022.1以前ではボルトの定義方法が異なるのでご注意ください。
RBE2とパート節点の間にCbushを作成します。(ばね値はRigidです。)