2022年度Project PLATEAUユースケース開発「ローカル5G電波シミュレーションを活かした基地局配置計画」で作成したデータがPLATEAU VIEWに掲載されました。
Yamakura
Altair Employee
2022年度Project PLATEAUユースケース開発「ローカル5G電波シミュレーションを活かした基地局配置計画」で作成したデータがPLATEAU VIEWに掲載されました。
弊社では、国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクトPLATEAUを活用した下記のプロジェクトに参加しました。
ローカル5G電波シミュレーションを活かした基地局配置計画 | Use Case | PLATEAU [プラトー] (mlit.go.jp)
その成果の一つである、電波伝搬シミュレーションとアンテナの最適配置検討結果がPLATEAU VIEWに掲載されましたので、ご紹介いたします。
PLATEAU VIEWはPLATEAUのデータをプレビューできる、ブラウザベースのWebアプリケーションです。PLATEAU VIEWには、建物のデータや、これまでのユースケースのデータなど興味深いデータが数多く登録されており、この度、弊社が参加したプロジェクトの成果が掲載されておりましたので、その見方についてご紹介させていただきます。
PLATEAU VIEWにアクセス
PLATEAU VIEWにウェブブラウザからアクセスします。
カタログから検索
左上のほうに「カタログから検索する」というボタンがあるので、クリックし、表示された画面の検索ボックスで、"電波伝搬"と入力して検索をすると、弊社が実施したユースケースが表示されます。
掲載されているデータについて
- 精度検証用電波伝搬シミュレーション結果
実際の検証サイトでは樹木が茂っており、シミュレーションでも樹木をモデル化することで精度の向上が見られました。
・樹木なし
・樹木あり - 基地局配置
配置の最適化前後でのそれぞれのアンテナ数(1基~10基)での電波伝搬シミュレーション結果が掲載されています。
一例として、配置の最適化後のアンテナ数6基での結果を示します。 - 点群表示
3D都市モデルを利用した電波伝搬シミュレーションでは3次元的に広がる電波の様子を精度良く求めることができます。今後、ドローンや、空飛ぶ車など、電波のカバレッジは地面付近だけでなく、上空も広くカバーすることが求められるかもしれません。その際にも3D都市モデルは有効なオープンデータとしてその存在感を示すと思います。その一例として、電波強度の点群表示をおこなったデータが掲載されています。
本プロジェクトの技術レポートが下記のアドレスで公開されています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
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