/DT/NODA/STOP でタイムステップが小さくなったら計算を止める方法
カード説明はこちらです。
https://2022.help.altair.com/2022.2/hwsolvers/rad/topics/solvers/rad/dt_noda_keyword3_engine_r.htm
下の例で行くと、最初のサイクルで、モデル全体の質量の 1e-30 分までのマススケーリングを行います(モデル質量が 1kg なら、モデルでタイムステップが小さくなっている節点に累計 1e-30kg を追加して、タイムステップの増加を図ります。)
普通にタイムステップを指定して行うマススケーリングについては、トレーニングテキスト 1.10.2, 1.10.3 節で説明しています。
https://learn.altair.com/course/view.php?id=279
質量増加量を指定したマススケーリングについてはこちらです。
https://community.altair.com/community?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0117587
これらとの違いですが、これらは、解析中ずっと指定したタイムステップを守るために必要に応じていつでも質量追加を行います。要素がつぶれていっても、質量を追加し続けることでタイムステップを維持します。
本記事の /DT/NODA/STOP は最初のサイクルのみ、質量追加を行います。次のサイクルからは一切、質量追加を行わないため、要素がつぶれていけば、だんだんとタイムステップは小さくなっていきます。
そして、いよいよ解析停止するタイムステップ以下になってしまったときに、解析を停止します。
参考モデル: サンプル.7z
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