CAE歴20年の私が作った初心者向け衝突解析マニュアル

altair_fukuoka
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Altair Employee

世の中には、様々なソフトウェアがありますが、アルテア製品も含め、「あ、始めやすい」と感じるドキュメントが非常に少ないと感じていました。CAEソフトに20年以上関わっている私が思う、はじめての人に最適なドキュメント考と、その視点で作成した落下、衝突、衝撃解析ソフト Altair Radioss の演習書をご紹介します。

世の中には「始めやすい」ソフトウェア演習書が少ない

あるドキュメントは非常に細かくすべての機能が記してありますが、初めてソフトを触る人は、どの機能をまず動かせばよいのかわからないので、どこを読めばよよいか分かりません。

また、あるドキュメントは非常に細かく操作が記してあり、その通りに行うとなんとなく最終モデルが完成しているのですが、どの操作が何に影響を与えていたのか、さっぱりわからない。
また、あるドキュメントは座学的なことばかりが書かれており、結局ソフトウェアとどう結びついているのかチンプンカンプンなものもありました。

そのような経験から、初めての人には次のようなドキュメントがふさわしいのではないかと思います。

  • 実践に即している
  • モデル作成、実行、可視化の一通りの流れが理解できる
  • 各作業に対し、その効果が明示されている

「はじめての人に必要なこと」に振り切った衝突解析の演習書

上の観点で書き下ろした落下、衝突、衝撃解析ソフトAltair Radiossの演習書がこちらです(ユーザー様限定公開)。

実は Altair Radioss(のような衝突系のソフトウェア)の 99%(体感値)の用途は、むりやり変形させて壊す解析と、初速を与えて何かにぶつけて壊す解析です。この演習書では、前者の代表として材料引張試験を、後者の代表としてリモコンの落下試験を準備しています。

材料引張試験

材料引張試験

リモコンの落下試験

落下試験

また、作業内用ごとに細かく章立てし、今何のために何をしているのかをわかりやすくしました。

構成

「今何をしているか」を意識した構成

私の20年のCAE経験を元に作成した「これから始める人が必要なこと」に振り切った本演習書をお試しいただければ幸いです。

 

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