MQTTを使用したAltair ActivateとAltair Panopticonの連携

Kosuke_IKEDA
Kosuke_IKEDA
Altair Employee

MQTTを使用したAltair ActivateとAltair Panopticonの連携方法を紹介します。

Altair Activateで演算したデータや計測したデータをPanopticonでリアルタイムに可視化することができます。


事前準備

今回はすべてローカル環境を使用します。

Panopticon(ローカル)のセットアップ方法はこちら

MQTTブローカ(ローカル)のセットアップ方法はこちら


Altair Activateの設定

MQTTを使用して、メッセージと値を送信します。メッセージはJSONを使用します。

サイン波とのこぎり波を生成して、MQTTで送信するサンプルを作成しました。ダウンロードはこちらです。

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MQTTPUBブロックのプロパティです。

今回はローカルインストールしたブローカを使用したいので、localhostとしています。

Topic名はactivateとしました。

Keep Aliveはデフォルト0ですが、60程度に設定いただくと送信が安定します。

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MessageにてJSONフォーマットにてラベルを記述します。それぞれsin、sawのラベルをつけて値を%%で参照し、以下のように記述します。

{"sin":%%1, "saw":%%2}

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リアルタイムで動作させますので、設定よりリアルタイムスケーリング=1としてください。

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PowerShellを起動し、Topic名'activate'で受信状態とします。

./mosquitto_sub -t 'activate'

Activateを実行すると、送信したJSON文字列がPowerShellのウィンドウに表示され、ただしくローカルのMQTTブローカに送信できていることがわかります。

以上でActivateの準備は完了です。

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Altair Panopticonの設定

MQTTを使用したAltair EmbedとAltair Panopticonの連携

と同様です。Topic名のみ'activate'に変更しています。ファイルはこちらです。

新規に作成する場合は、Altair Embedのときと同様に、Activateを実行しMQTT送信を行ってい間にPanopticonの列作成をクリックしてデータを取得してください。

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リアルタイム可視化

Activateを実行するとPanopticonに リアルタイムでグラフが描画されました。


Altair ActivateはArduinoデバイスとのHardware in the loopやHuman in the loopに対応しており、実機を含めた様々なデータを取り扱うことができます。

Altair Panopticonで様々なダッシュボートを作成してみてください。