HyperWorks 2022.1 の車両衝突と安全性、新しいツール、新機能など
CAE 衝突解析者なら誰でも、FMVSS201 または ECE-R21制約にてインストルメンタルパネル (IP)上の複数のポイントへの衝撃をシミュレーションするインパクターを手動で配置することは、多くの時間を必要とする作業であるとご存知かと思います。
HyperWorks 2022.1 では、マーキングとインパクターの位置決め手順を完全に自動化する新しい FMVSS201/ECE-R21 ツールを正式にリリースしました。これは、高速、着実、反復可能なプロセスと、IP 上のすべての衝撃ポイントに対してすぐに実行できるソルバーデックをエクスポートする機能を提供します。
新しい 2022.1 バージョンは、既存の安全ツールにさらに重要な機能強化を提供します。
・バリアポジショニングツールにルーフクラッシュプレートのポジショニングを追加
・ベルトメッシュ生成のためのラップコンポーネント制御の改善
・新しいベルトパスを選択すると、完全なシートベルトシステムが自動更新
・MPDB ポスト処理のため物理テスト スキャン データのプロット
この新しい HyperWorks バージョンは、安全ツールの強化に加えて、陽解法ソルバーインターフェイスで興味深い新機能も提供します。
・LS-Dyna および Radioss 用の圧縮された入力デッキ ファイル (.gz) のインポート
・新しい LS-Dyna R13.0 プロファイル
・新しいシステム作成ワークフロー
・Radioss の /MERGE/RBODY と LS-Dyna の *CONSTRAINED_INTERPOLATION_SPOTWELD をサポートするための新しい
拘束エンティティ
・LS-Dyna のすべての *MAT_ADD キーワードの新しい Material Behaviors エンティティと、すべての *MAT キーワード
エンティティエディターへの直接統合