非線形振動解析・過渡振動解析
振動解析といえば、通常、微小振幅の線形範囲で、かつ周波数領域で計算を行います。ですので、大回転や大変位、接触、摩擦等の非線形性は取り扱えません。
ここでは、Altair MotionSolveとAltair OptiStructを用いた、非線形性を考慮した振動解析手法を紹介します。
大回転や大変位、接触、摩擦等の非線形性を取り扱うには、時刻歴の解析を行う必要があります。Altair MotionSolveを用いれば、非線形の過渡応答解析が可能です。
ただし、振動現象としては、時刻歴では分析が困難です。Altair Composeを用いて、周波数分析を行い、かつ、Altair OptiStructを用いて、振動モードのリカバリを行います。
簡易板モデルで標準化したサンプルモデル・スクリプトを公開しますので、是非ご利用ください。スクリプトはモデル、結合点に依存しませんので、皆様のモデルにもそのままご利用いただけます。
HyperWorks2018 / Altair Compose2019を使用しています。
資料とモデルのダウンロードはこちら。
使用製品:Altair MotionSolve/MotionView、Altair Compose、Altair OptiStruct
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最後に発展事例を紹介します。
1. 振動モードのリカバリ計算は通常の線形振動解析と同じですので、モード寄与分析やTPA (Transfer Path Analysis)等のすべての振動解析手法が適用できます。Altair NVH Directorを用いれば、これらの振動解析が簡単に行えます。
2. 振動モードのリカバリ計算にて音響メッシュを作成すれば、構造-音響連成解析により騒音評価が可能です。機構解析から騒音評価まで繋げることができます。
3. 騒音低減のための構造最適化が可能です。機構解析からの荷重を入力として、トポロジー最適化、トポグラフィー最適化などの構造最適化を適用できます。
振動・騒音(NVH)解析とは(理論・適用例・手順・ツール) | Altair (altairjp.co.jp)
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続きです。
Altair Composeの周波数分析のスクリプトの使い方を説明します。
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続きです。
Altair Composeを用いた線形振動解析用の周波数入力荷重作成スクリプトの使い方を説明します。
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続きです。
Altair OptiStructの線形振動解析による振動モードのリカバリ計算の設定を説明します。
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最後に発展事例を紹介します。
1. 振動モードのリカバリ計算は通常の線形振動解析と同じですので、モード寄与分析やTPA (Transfer Path Analysis)等のすべての振動解析手法が適用できます。Altair NVH Directorを用いれば、これらの振動解析が簡単に行えます。
2. 振動モードのリカバリ計算にて音響メッシュを作成すれば、構造-音響連成解析により騒音評価が可能です。機構解析から騒音評価まで繋げることができます。
3. 騒音低減のための構造最適化が可能です。機構解析からの荷重を入力として、トポロジー最適化、トポグラフィー最適化などの構造最適化を適用できます。
振動・騒音(NVH)解析とは(理論・適用例・手順・ツール) | Altair (altairjp.co.jp)
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