OptiStructのDMIGPCHファイルからMCKマトリクスを読み込む(高度なテキスト読み取り)
Kosuke_IKEDA
Altair Employee
OptiStructにてCMSを作成するときに、PARAM, EXTOUT, DMIGPCH を定義することで、質量、減衰、剛性マトリクス(MCKマトリクス)をテキストファイル(_AX.pch)に書き出すことができます。
今回は、このファイルをComposeで読み込んで、いろいろ演算してみます。
現在、_AX.pch用のリーダが提供されていませんので、自分で記述する必要があるのですが、下記のように列によって行数がばらばらでなかなかスクリプトを記述するのが難しいです。
海外にヘルプを頼んだところ、下記のようなスクリプトを書いてくれました。これまでgetlで一行ずつ読み込む方法しか使ったことが無かったのですが、下記のように一度に読み込むことで、複数行にまたがるデータの処理がやり易くなります。
最終的に、Kmat,Mmat,Bmatにデータをマトリクス状に格納して、固有値計算、運動エネルギ分担率を算出してみました。
3Dバープロットでどの自由度とどの自由度が連成しているかを確認してみました。
テキストの読み取りテクニックが詰まっていると思いますので、ぜひ一度トレースしてみてください。
これを理解すれば、様々なテキストが読み取れるはずです。
本記事で使用したスクリプトはこちらです。
使用製品:Altair Compose
よくあるエンジニアからの質問はこちら
Tagged:
0