トラス要素の初期張力について
トラス要素を用いて靭帯のような弾性要素をモデル化することを試みています。
ヤング率E=260MPa、断面積10mm^2、長さ10mmのトラス要素を直列に３つ接続して、/INITRUSSで垂直力を設定することによって、自然長（張力を発揮し始める長さ）を意図的に短くしたいと考え、添付radファイル（truss_INI_test_20230805_0000.rad）で計算を行いました。
/INITRUSS/FULL内の垂直力Fは、σ=Eεから、各要素のひずみを5%として、130Nに設定しました。
初期張力のみを与えて計算を行ったところ、理論通りに行けば各要素は0.5mmずつ短縮し、全体として1.5mm長さは短縮すると予想したのですが、ノードのdisplacementを確認するとそのようになりません。（下記写真を参照していただけたら幸いです。）
なにか設定について間違いがあれば教えていただきたいです。
また、トラス要素を用いた自然長の変更に関しては、Gapiniを設定することも有効であると考えたのですが、こちらについても設定して添付radファイル添付radファイル（truss_GAP_test_20230805_0000.rad）で計算を行ったところ、計算が１フレーム目以降進みませんでした。おそらくなにか設定に問題があると考えているのですが、Gapiniの正しい設定方法について教えていただけないでしょうか。
以上２点、どうぞよろしくお願いいたします。
Answers
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リファレンスガイドで/INITRUSS/FULLのフォーマットを再度ご確認ください。プロパティタイプは第3フィールドです。また、断面積が０で、塑性ひずみが１０になっています。
また、これもリファレンスガイドにあります様に。Gapiniは引張の場合には使えません。
アルテアエンジニアリング 依知川
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返答ありがとうございます。以下２点さらに質問させてください。
・Engineファイルに/STATE/TRUSS/FULLを定義して計算を回すとトラス要素の結果が出力されますが、その順番は以下のようにEPSPが第３フィールド、AREAが第４フィールドと、/INITRUSS/FULLとは逆の順番になっています。この順序が入力と出力で逆転するのは正しいでしょうか？
#----------------------------------------------------------
#TRUSS_ID PROP_TYPE
#FORMAT:(1P4E20.13) #(EIN(I),FOR(I),EPSP(I),AREA(I),I=TRUSS_ID)
#----------------------------------------------------------
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1.0709810335603E+02 2.6000000000000E+02 0.0000000000000E+00 9.2038237527158E+00・/INITRUSS/FULLを用いる場合は、上記の質問で添付させていただいたradファイルのように、Starterファイルの末尾に/INITRUSS/FULLを付け加える方法で正しいでしょうか。実際に導入を検討している、より複雑なモデルで同じように/INITRUSS/FULLを末尾に定義して計算を行ったところ、ERROR ID:760で計算が回りませんでした（断面積のフィールドを変更した上でも同じです）。当該モデルの性質上、オープンなスペースでファイルを共有することができないのですが、/INITRUSS/FULLの定義において注意すべき点などがあれば教えていただけたら幸いです。
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お使いのRadiossバージョンは何でしょうか。このバグは2019.2以降であれば直っているはずです。
なお、一般的なご質問ではなく、明らかにサポート案件、という場合にはCommunityではなく、弊社サポート窓口、jp-support@altair.comにお寄せください。また、学生様で、研究室でお使い、という場合には、研究室毎にご質問担当者の方が決まっているはずですので、その方を通してお寄せください。
アルテアエンジニアリング 依知川
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