反共振とは
AltairNakagawa
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固有振動数に近い周波数で加振した時に振幅が大きくなる「共振」というのはよく知られていますが、「反共振」というのは何が起こっているのか知らない方が多いと思います。
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上図のように片持ち板を加振した時に85Hz付近の曲げ一次、350Hz付近のねじり一次の間の210Hz付近で節点25に反共振が発生し、節点20には発生していません。
これは曲げ一次では両方の節点が同相で振動しているのに対して、ねじり一次では逆相で振動しているため、途中の周波数でモードが入れ替わることが原因です。
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85Hzから350Hzまで加振周波数を上げていくと、節点20は次第に振幅が小さくなったあと再び大きくなっていくだけですが、節点25は次第に振幅が小さくなるだけでなく途中で逆方向に変わるためいったん振幅がゼロになります。これが反共振です。
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この周波数では入力の大きさに関わらず応答変位はゼロになります。この現象を利用して振動対策を行うことがあります。
使用製品 : OptiStruct
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