複数ケースでの最適化
AltairNakagawa
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OptiStructでは複数の荷重や拘束条件ケースを考慮して最適化を行うことが可能ですが、得られた結果は全てのケースで制約条件を満たすように最適化が図られています。各ケースで単独の最適化を行ってその結果を重ね合わせたものではないことにご注意ください。重ね合わせた結果では全てのケースの制約条件を満たすとは限りませんし、満たしたとしても最適な結果とは言えません。
図1は直方体の四隅を拘束して中央部にケース1(曲げ)、ケース2(ねじり)の荷重を負荷し、いずれの場合も荷重点変位が1.0e-3mm以下となるよう制約して重量最小化を行った結果です。一方図2はケース1のみ、ケース2のみで同様の最適化を行った結果です。図2の結果両方を重ね合わせたら図1とは全く異なる形状となることが分かります。
図1の結果が得られた入力ファイル(tpl.fem)、図2の結果が得られた入力ファイル(tpl_case1.fem,tpl_case2.fem)を参考までに添付しました。
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