任意の方向に拘束条件を付ける方法


OptiStruct での仕組み

拘束条件 (SPC, SPCD) は節点の自由度に対して付けるものであるため、節点の自由度自体の向きを変えてしまう必要があります。

座標系は CORDxx というカードです。下は CORD2R (3点の座標値で決定する直交座標系) のリンクです。ほかにもいろいろあるので、見てみてください。

https://2022.help.altair.com/2022/hwsolvers/os/topics/solvers/os/cord2r_bulk_r.htm

 

なんらかの CORDxx カード ID を GRID カードの CD に書き込むと、その節点の自由度の向きが指定した座標系になります。

https://2022.help.altair.com/2022/hwsolvers/os/topics/solvers/os/grid_bulk_r.htm

 

たとえば、このようなことができます。

 

そこに関する CORD2R, GRID, SPC はこうなっています。GRID の CD 値に注目してください。

$---1---$---2---$---3---$---4---$---5---$---6---$---7---$---8---$---9---$--10---
CORD2R         1        5.0     5.0     0.0     5.0     5.0     100.0   
+       75.7106875.710680.0     
$---1---$---2---$---3---$---4---$---5---$---6---$--CD---$---8---$---9---$--10---
GRID           1        5.0     5.0     0.0            1
$---1---$---2---$---3---$---4---$---5---$---6---$---7---$---8---$---9---$--10---
SPC            1       1       1    10.0

 

上で使ったモデルのダウンロード: model01.fem

 

HyperMesh による操作動画

アルテアジャパン公式製品リンク

https://www.altairjp.co.jp/optistruct/

https://www.altairjp.co.jp/hyperworks/