二次テトラ要素のコーナー応力を出力する方法


_0001.rad での出力要求カード

 

A ファイルへの書き出しはこれです。節点位置で平均化した値を出力します。HyperView で扱うときは節点値となります。

/ANIM/GPS/STRESS/TENS

 

.h3d ファイルへの書き出しはこれです。節点位置の応力を要素ごとに書き出します。HyperView では要素値ですが、コーナーオプションと平均化オプションで、滑らかな節点値として描画できます。

/H3D/SOLID/TENS/STRESS/CORNER_DATA

 

/H3D/... を使うときの実行時の注意

-noh3d オプションを使用します。Radioss は終了時のポスト処理として、計算フォルダにある A ファイルを h3d に変換します。このため A ファイルが存在しているとせっかく /H3D/.. で出した .h3d ファイルが上書きされてしまいます。これを避けるために -noh3d を使います。

-noh3d を使っているところ

 

HyperView での扱い

A ファイルは、2次テトラ要素の中間節点を、要素に紐づかない浮いた節点として出力します。結果的に、コンター図では中間節点の値が無視されたコンターになります。中間節点の値自体は読み取れます。

A ファイルコンター

 

読み込むときにこのように、_0000.rad をモデルに指定しておけば、中間節点の値も考慮したコンターを描けます。モデルは /H3D/...  命令により書き出された .h3d ファイルでも大丈夫です。

モデル読み込み方法

中間節点の値が反映したコンター

 

/H3D/.... で書き出された .h3d ファイルは中間節点は要素に紐づいています。一方、節点値ではなく、コーナー位置での要素値なので、コンター描くときは、コーナーオプションと平均化オプションを指定します。

HVオプション説明

 

コンターはこうなります。

h3dコンター

 

入力ファイルのダウンロード

こちらです: tet10.7z

 

アルテアジャパン公式製品サイト

https://www.altairjp.co.jp/radioss/