簡単なズーミング解析の方法


概要

OptiStruct は、静解析の h3d を読み込んで変位を抽出して、指定した節点セットにその変位をマッピングする機能があり、これを使ってズーミング解析を簡単に行えます。簡単なモデルで解説します。

 

1, 全体モデル

次の 1要素モデルによる引っ張り試験です。入力ファイルを置いておきますが、本当になんの変哲もないモデルです。

全体モデルアニメーション

モデルのダウンロード: global01.fem

 

2, ズーミングモデル

ここでは単純に 4分割しました。

ズーミングモデル

 

まず、全体モデルとの境界となる、変位を与えたい節点で、節点集合を作ります。必須です。

節点セット

 

そして、SPC と SPCD のペアを作成します。SPCD の M がマッピングしますよ (mapping) の M です。このとき必ず、節点集合で指定します。節点単位の指定では動作しません。

spc           1    9999    123    0.0
+         gset
SPCD           2  9999       123       M
+         gset
set        9999   grid    list
+         1       2         3       4     5       8

 

HyperMesh では SPC や SPCD を作るパネルで SPCDM となります。

HyperMeshでは

 

全体モデルの結果を読み込み、

ASSIGN,H3DRES,1234, global01.h3d

 

サブケース内から参照します。

SUBCASE        1
  ANALYSIS STATICS
$ SPC と SPCD は普通に subcase 内で spc, load として指定
  SPC =        1
  LOAD =        2
$ 読み込んだ h3d と使うサブケースの指定
  IMPORT(sub=1) = 1234

ズーミングモデル

 

入力ファイルのダウンロードはこちら: local01.fem

 

ユーザーズガイド

https://2022.help.altair.com/2022/hwsolvers/os/topics/solvers/os/subcase_specific_global_local_modeling_r.htm#ariaid-title3

 

アルテア公式製品リンク

https://www.altairjp.co.jp/optistruct/